要請番号(JL02721A01)
募集終了
2代目
・2022/1 ・2022/2 ・2022/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
クアンナム省人民委員会
2)配属機関名(日本語)
ホイアン文化遺産保存管理センター
3)任地( クアンナム省ホイアン市 ) JICA事務所の所在地( ハノイ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、ユネスコ世界文化遺産である旧市街地の街並み及び、街並みを構成する歴史的木造建造物群の保存・修復・研究・展示・教育等管理業務全般を行っている。隊員が配属予定の遺跡修復室は、これら建造物の保存及び修復工事等にかかる現状調査、図面作成、工事の記録化等管理業務を担い、現場作業を担当する施工業者及び職人の作業の監督も行う。1999年の世界文化遺産登録前からJICA短期専門家を受け入れるなどJICAとの関わりも深い。JICA海外協力隊の受け入れは2003年から2020年まで建築、文化財保護等10名、11件の実績あり。年間予算は1,500万円程度。
【要請概要】
1)要請理由・背景
今般、2023年の日越外交関係樹立50周年に向け、ホイアンの象徴的建造物である日本橋他歴史的木造建造物の修復作業が検討されるに伴い、これら建造物の伝統的工法の保存と文化的価値の保存にかかる現状調査、使用部材の再利用等価値判断、正確な縮尺図面の作成、工事記録作成等に関する高い必要性が再認識され、これを支援できる隊員の派遣が要請された。配属先は、隊員に日本橋の修復に参加し、実践を通じて現状を把握しつつ、特に若手職員への知見共有を行うことを希望している。また、他の歴史的建造物の保存・修復作業等にも従事させ、可能であれば日本の新しい技術を吸収し、今後の業務改善の参考にしたいとの希望もある。なお、日本橋の修復に関しては別途日本からの技術支援も検討されており、状況に応じて各関係者と協働していくことになる。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1.現存建造物調査報告書の作成
2.歴史的木造建造物の構成部材の再利用等価値の判断及びその後対応方法検討
3.正確な縮尺図面の作成
4.詳細な工事記録の作成
5.その他業務に関連し隊員の持つ知見の共有
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
イス、机、コピー機、一般事務機器、三角スケール等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
センター長(男性/40代/建築学/経験22年/日本留学経験あり)
遺跡修復室長(男性/40代/建築学/経験18年)
同僚8名(男性/30~40代/建築学/経験2~14年)
活動対象者:施工業者及び職人等
5)活動使用言語
ベトナム語
6)生活使用言語
ベトナム語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)建築学 備考:同僚と学歴程度を合わせるため
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:業務上必要
[参考情報]:
・2級建築士資格が必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(15~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・歴史的木造建築物に関する専門知識、実務経験があるとなお良い。