【配属機関概要】

3）任地（ ハイフォン市 ） JICA事務所の所在地（ ハノイ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 2.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

1984年にノルウェー政府によりベトナム戦争の被害者用のリハビリ療養施設として建設・供与されたリハビリテーション専門病院であり、2019年にハイフォン市がその運営を引き継ぎ、一般市民のためのリハビリ施設となった。施設は広大な土地に平屋で建築され障害者の移動がしやすく設計されている。過去の経緯もあり、義肢装具用の工房があり2名の技師が専属で勤務している。医師12名、理学療法士4名、義肢装具士2名、看護師31名で、病床数は165だが平均で100名の入院患者があり、外来患者は対象としていない。年間予算は13,500百万VNDで、うち7,500百万VNDは省からの予算配布、他は医療サービス収入。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ベトナムにおけるリハビリ技師は、専門学校や大学でリハビリ療法を専攻した技師と、看護師や準医師等がバクマイ病院等の大病院で3～6か月の実習を受けた技師とに分かれる。当病院には現時点で作業療法士が配置されていないが、現在バクマイ病院の作業療法士6か月コースに1名の理学療法士および1名の看護師が参加中で、2023年6月に職場復帰する予定。彼らを直接のC/Pとして、技術指導しつつ、患者への直接施術を行うことが求められている。また多くの技師・看護師たちは平均年齢が30歳前後と若く、以前同病院の異なる施設で活動した理学療法士隊員から指導を受けたが、その多くは理論的に作業療法を学んだ経験を有さず、本隊員による勉強会やOJTによる技術能力の向上を要望している。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

作業療法指導者として以下の活動をする;
・患者の評価法の提案と実践
・患者の症状に対応した作業療法用器具の提案
・同僚作業療法士に対する、「患者評価と作業療法の実施」に関する指導及び助言
・作業療法に関する勉強会の実施

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

作業療法用機材一式、勤務机、義肢装具士が作成する用具等

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
医師12名、PT4名、(今後OT2名:2023年6月配属予定)、看護師31名
活動対象者:
60歳以上の高齢者が60%
回復期の患者が主
整形外科疾患、脊椎損傷、脳血管障害等

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

宿舎は病院内に準備予定