【配属機関概要】

3）任地（ ラムドン省ダラット市 ） JICA事務所の所在地（ ハノイ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+ﾊﾞｽ で 約 3.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ダラット市にある省立総合病院で、医師約100名、看護師約330名を含め総職員は約650名。年間外来患者は約4万5千名、入院患者約3万7千名、手術件数8,700件を超える。病床570床を持ち、一般外科・整形外科・内科・産科・耳鼻咽喉科・ICU科・感染病科等の診療科を持つ。2012年から実施された有償資金協力による「地方病院医療開発事業Ⅱ」の対象病院として、医療器材整備及び人材育成を通じて医療サービスの質改善を図った。2018年7月まで初代作業療法士隊員が活動、約80km離れたラムドンにある第二総合病院には言語聴覚士隊員(2018年12月まで)が活動していた。現在は初代理学療法士隊員が活動中。

【要請概要】

1）要請理由・背景

同病院へは省内各地から患者が訪れ、小児から高齢者、急性期から回復期まで、脳卒中、脊髄損傷、神経筋疾患、骨関節疾患と患者層の幅は広い。リハビリ科は現在5名体制で1日あたり5～15名の患者へ主に物理療法を実施している。院内の多くの科からリハビリ要請はあるものの、人員不足と知識・経験不足から効果的なリハビリが行えていない。保健省レベルでは、リハビリテーションの早期介入の必要性を認識しているものの、医療アクセスに乏しい地方患者等は適時に理学療法の機会に恵まれない状況にある。同僚スタッフと共に患者への理学療法レベルを高め、スタッフの作業療法知識・技術の向上を図ることが求められる。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1. 主に成人の脳卒中患者や頭部外傷患者に対して理学療法を実施する。
2. 患者への日々の理学療法を通して、同僚の知識・技術の向上を促進する。
3. 語学力が向上した後には、勉強会などを開催し理学療法の紹介をすることも期待されている。
4. 患者家族に対する、患者への支援方法や手法・アイデアの共有と普及も求められている。
5. 作業療法士隊員との協働による活動も期待されている。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

輪投げ、テニスボール、クレヨンなど上肢機能訓練道具、平行棒、歩行練習用階段

4）配属先同僚及び活動対象者

同僚:リハ科長(女性/40代/大卒/理学療法専攻/医師)
看護師長1名(女性/50代/専門学校卒)
理学療法士3名(男性1名、女性2名/20代/専門学校卒/経験4～5年)

活動対象者:急性期、回復期:脳卒中・脊髄損傷・神経筋疾患・骨関節疾患の患者

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】