要請番号(JL02723A29)
募集終了
・2023/4 ・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
トゥアティエンフエ省人民委員会
2)配属機関名(日本語)
障害児・遺伝相談基金(FGCDC)
NGO
3)任地( トゥアティエンフエ省フエ市 ) JICA事務所の所在地( ハノイ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
フエ薬科大学の准教授が代表を務めるNPO。心臓、脳腫瘍、水頭症、口裂症等の手術費用の補助や、交通費用、宿泊先の提供、重症で緊急性の高い傷病(髄膜炎、脳症、やけど、栄養失調)の治療(投薬)と支援を実施している。リハビリテーションプログラムでは3か月集中ケアや家族への指導を行うほか、貸付、就労支援、就学前教育、特別支援教育、無農薬農場経営、遺伝相談も行っている。予算は2000万円/年間程度、財源は寄付と無農薬農業収入。GIZの専門家やドイツ・フランス等から短期ボランティアも受け入れている。2019~2021年にかけて初代の障害児・者支援隊員が活動、2022-1次隊として後任が活動中。
【要請概要】
1)要請理由・背景
作業療法は障害のある子どもたちにとって非常に重要な役割を果たすが、ベトナムではまだまだ新しい分野である。フエでは障害を持つ子供たちに対するサポートは主に理学療法士と教員によって実施されているが、子供たちの就業準備や仕事を得て自立した生活を送るためのサポートを提供できる作業療法士は存在しないのが現状である。コミュニティや家庭における早期発見やリハビリ、介入等に関する包括的なサポートシステムを構築し運用するために、経験のある作業療法士隊員の派遣が要請された。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
隊員は、子供たちとその家族、関連する教員等に対して、障害を持つ子供たちの能力の向上に資する活動を行う。
1.スタッフと家族に対する特別なニーズを有する子供たちへの対処法の共有
2.新しいスタッフのためのトレーニングマニュアルの作成
3.各個人ごとのアセスメントとサポートレベルの提案
4.作業療法プログラムの導入・指導
5.両親やスタッフに対する機器類の使用や家庭・学校・短期ケア等における対応方法の指導
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
訓練用ベッド(3台)、立位保持用装具(心筋梗塞患者用1台、子供用2台)、赤外線治療器、超音波治療器、その他クライマー、ダンベル等
4)配属先同僚及び活動対象者
事務局長(男性)フエ薬科大助教授/医師、
副事務局長(女性)、
理学療法士1名(30代学士)、
言語聴覚士4名(20~30代)
特別教育教員10名(20-40代)、
就学前教育教員5名(30-40代)
5)活動使用言語
ベトナム語
6)生活使用言語
ベトナム語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(作業療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)保健医療 備考:現地教員と同等の学歴が必要
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:実践的な指導が求められる
[参考情報]:
・障害児との就労経験(1年以上)
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(18~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
本NPOには、現在障害児・者支援の隊員が派遣されており、両者間の連携による効果的な活動が期待されている。