【配属機関概要】

3）任地（ ラムドン省ダラット市 ） JICA事務所の所在地（ ハノイ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機 で 約 2.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ダラット短期大学は、ラムドン省の師範短期大学、経済技術短期大学および職業訓練短期大学の3つの短期大学が合併し、中部高原地域の発展に貢献する為の人材育成機関として2022年8月に設立。年間予算は約6000万円。バイオテクノロジー、観光、IT、電気、機械、経済、外国語、基礎科学の8つの学部があり、全学生数は約3000人、教員約200人が在籍している。隊員が所属する観光学部は、調理学科、ホテル学科、レストラン学科、旅行業務学科などに分かれ、3年制、2年制および短期コースを合わせた学生総数は約700名。隊員が指導する調理学科の学生数は約370名で、卒業生は市内のレストランやホテルに就職している。

【要請概要】

1）要請理由・背景

観光業が主要産業であるダラット市には、年間を通し国内外から多くの観光客が訪れる。その為、同省では市内のホテル・レストランや旅行会社など各観光施設の即戦力となる質の高い人材育成に力をいれている。同大学の調理学科では現在、主にアジア料理と西洋料理の知識と調理法を4名の教員が指導している。調理学科のカリキュラムは全150コマ(1コマ45分・講義30コマ、実習120コマ)である。今般、当地の日本料理人気の背景から、日本料理を授業に取り入れるため、調理の知識と経験を持つ料理隊員の要請があった。隊員は学生と教師を対象に一般的な日本料理の紹介や調理法の指導、日本文化の紹介を行うと同時に、将来、同僚教師が自ら日本料理を教えられるよう支援する事が期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

現地のニーズに合わせながら、以下の活動を実施する。
1.3年制と2年制の学生に対し、日本料理全般についての講義および実習の指導をする。
2.教師に対し、日本料理全般の調理法を紹介し、経験と知識を共有する。
3.日本料理のカリキュラム作成において、レシピや教材の作成を支援する。
4.学生や教師に対し、日本の伝統文化や食文化の紹介をする。
5.必要に応じて、学校の行事やイベントに協力する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

プロジェクター、プリンター、コピー機、調理室(調理器具全般;ガスコンロ、オーブン、流し、調理台、冷蔵庫など)

4）配属先同僚及び活動対象者

観光学部長 (女性/40代/修士(観光経営)/経験19年)
他同僚4名(女性/30代～50代/修士、経験15年～25年)

活動対象者:上記同僚の他、学生370名程度

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

住居はダラット市内のアパートか学校の寮となる予定。当地で知られる一般的な日本料理は、寿司、天ぷら、味噌汁、うどんなど一般的なもの。