【配属機関概要】

3）任地（ バクザン省ベトイェン郡 ） JICA事務所の所在地（ ハノイ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 1.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

1959年に職業訓練校として設立されたバクザン農林大学は、ベトナム東北部における農業分野の人材育成及び研究を目的とした教育機関であり、2011年1月に農業開発省直轄の総合大学となった。隊員の配属先となる付属高校は同大学構内にあり、15～17歳の高校生約1,000名、教員25名を有する。本附属高校では教育訓練省指定のカリキュラムに沿って指導が行われているが、指定カリキュラムの他、高校が独自に設定できる週12コマの課外授業があり (1コマ=45分)、そこでは外国語、ライフ・ワークスキルといったソフトスキルに関する授業が実施されている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

本校では学生が高いレジリエンスを身に着け、地域・国・世界に貢献できる人材となることを標榜している。このため、ソフトスキル育成のための授業(コミュニケーション・チームビルディング・プレゼンテーション・自然調査・野外活動・コミュニティ活動等)を通し、知識偏重から脱した学びを提供したい考え。将来的にはソフトスキル育成のための授業モデルを確立し、バクザン省内の高校に広めることも視野に入れている。しかし、実際には教員の限られた経験や知識の不足から、一部の授業の実践に留まっている。以上から、本校の学生を対象として、質の高いソフトスキル形成のための授業を紹介・立案・実施できる能力・経験を有する隊員の要請がなされた。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

青少年の健全な育成に寄与するため以下の活動を行なう。
1.同僚に自らの知識・経験を共有し、共にソフトスキルに係る授業案の立案、授業の実施、評価を行う。
※目安となる担当課外授業数は最大で週12コマ。
2.学校行事や活動の提案、企画・運営、これらに係る支援を行う。
3.ソフトスキル授業のモデル校となるための検討・提案を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

プリンターやコピー機等の一般事務機器。

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:校長(40代/経験20年/博士)、教頭(30代/経験18年/博士)、同僚24名(20～40代/経験3～24年/修士・学士)

活動対象者:15～17歳の高校生約1,000名

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・青少年を対象とした活動経験（2年以上）

[参考情報]：

　・野外活動等の指導経験があると良い

【地域概況】

【特記事項】