要請番号(JL02724B08)
募集終了
・2025/1 ・2025/2 ・2025/3 ・2026/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
バクニン省人民委員会
2)配属機関名(日本語)
フーラン村人民委員会
3)任地( バクニン省クエボー郡フーラン村 ) JICA事務所の所在地( ハノイ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
バクニン省フーラン村は首都ハノイの東約60kmの位置にあり人口は約8千人、700年続く窯業村として有名で約200世帯が陶器作りを生業としている。配属先の人民委員会は村役場にあたる地方行政機関で、委員長、副委員長、各専門室から成り、村の社会・経済・治安維持における法令・政令・決定の執行及び予算管理、選挙の実施などの権限を持つ。当地は薪窯による焼成、伝統的な手作りの陶器作り文化が残るものの、付加価値のある商品づくりにおける技術や商品開発力不足、販売ルート確保が課題であった。その課題に対し2021年から3年間、JICA草の根技術協力「フーラン村陶器生産者生活向上計画」が実施され、高い成果を上げた。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同村は窯業が主要産業であるが、昔ながらの技法で市場に出回る類似品を作っても低価格でしか売れず、高収入を得る事が難しい状態である。人民委員会では、村の陶器を商業ベースで取引できる村の特産品として振興を図ることで、窯業従事者の収入の向上と持続的な窯業の発展を目指している。それに応え、フーラン村陶器作りの伝統を維持しつつ、付加価値の高い商品作りにおける技術指導、商品開発、販売促進等の支援がJICA草の根技術協力により実施され、技術指導を受けた陶芸家の作品は東京やハノイの展示会で披露され、その質の高さが注目を浴びた。今般、その成果を活かし、引続き技術指導や商品開発、販売促進、村の観光振興等における支援を行う隊員が要請された。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.フーラン村の窯業の状況を把握する、また、草の根案件実施後の成果及びその後の活動状況を確認する。
2.フーラン村の資源や伝統を活かした陶器作りにおける技術指導、商品開発支援を行う(土づくり、窯づくり、成形、釉薬、焼成技術を含む)。
3.適切な生産管理、商品管理に向けた指導、助言を行う。
4.フーラン村の陶器のブランド化・知名度の向上における、広報、販売ルートの確保、展示会実施に向けた支援を行う。
5.村の観光振興、観光促進に向けた助言、支援を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
事務所、机、陶器制作工房、ろくろ10台、薪焼成窯2基
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
・村人民委員会副委員長(男性/40代)
・村窯業関係責任者(男性/40代/窯業社経営)
活動対象者:
・村の窯業に従事する約200世帯のうち、草の根プロジェクトに参加した陶芸家及び今後研修受講希望の窯業従事者。
5)活動使用言語
ベトナム語
6)生活使用言語
ベトナム語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:配属先が要望
[学歴]:(専門学校卒) 備考:配属先が要望、短大卒も可
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:業務上必要
(指導経験)2年以上 備考:業務上必要
[汎用経験]:
・地域社会を対象とする活動の経験
[参考情報]:
・釉薬の知識および作陶の技術指導経験は必須
・陶器商品開発及び販売経験があると良い
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(10~38℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
村での生活となるため、住居はホームステイまたはゲストハウスとなる予定。