【配属機関概要】

3）任地（ 広東省仏山市 ） JICA事務所の所在地（ 北京市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機鉄道 で 約 6.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

仏山市南海区環境保護産業協会は環境保護部の管理下にある組織であり、環境保護産業の技術基準制定に従事しているほか、環境保護製品の監督と市場管理、環境保護重点実用技術の推進、国内外の環境保護産業の発展状況と関連資料の収集、企業の環境対策支援、環境政策の促進、政府機関への政策提言等を担う機関である。国家環境サービス業華南集積区に事務所を構え、同区に70社ほどある環境保護関連企業等と密に連携しながら業務を遂行している。日系企業との交流も盛んに行われており、環境・省エネビジネス促進を目的とした研修やフォーラムも定期的に開催されている。正規職員数7名。

【要請概要】

1）要請理由・背景

仏山市は家電製品、自動車部品、アルミ、セラミック、プラスティック製品、家具等の製造が盛んな地域であり、市内の家具メーカーは1万社に上ると言われている。家具メーカーの中には家具製造時の環境保護対策が万全である大手企業も存在する一方、大半を占める中小零細企業は、資金力の乏しさも影響し十分な対策が実行できていない状況にある。塗装分野においても同様に、経営者および作業員の塗装に関する知識・技術レベルが著しく低いほか、VOC処理装置等を購入する経済的余裕もないことから、各家具メーカーおよび塗装・塗料業者のVOC対策は同地域の重要な課題の1つとなっている。このような状況のもと、仏山市南海区環境保護産業協会は日本の知見を取り入れた塗装におけるVOC対策の推進を図りたいと考えており、JICAボランティアの派遣要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1. 民間企業(机・椅子・タンス等の家具メーカー中心)塗装作業員に対する塗装・塗料管理に関する技術指導
2. 民間企業関係者に対する低VOC塗料選定および処理装置導入に関する支援
3. 仏山市環境保護関係者を対象としたワークショップ・セミナーの開催
4. 職業訓練校の学生を対象とした塗装におけるVOC対策講座の実施
5. 日本の塗装分野におけるVOC対策の事例紹介および日系企業との連携促進
6. その他、配属先が依頼する業務

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

塗装作業関連機材全般、PC、プロジェクター

4）配属先同僚及び活動対象者

環境保護産業協会関係者7名(20-40代)
各企業の塗装作業員 多数
塗装・塗料関連企業経営者および環境保護産業従事者 多数
職業訓練校学生 多数

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】