要請番号(JL04519B03)
募集終了
・2020/1 ・2020/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育・文化・科学・スポーツ省
2)配属機関名(日本語)
アルハンガイ県教育・文化・芸術局
3)任地( アルハンガイ県ツェツェルレグ市 ) JICA事務所の所在地( ウランバートル市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 7.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
1956年に設立された同局は、アルハンガイ県の教育を管轄する中枢機関である。県内30校(当国では小・中・高一貫校が一般的)、教員986名(内小学校教員329名)、生徒約17,300名(内小学生9,086名)。年間予算約1,400万円。同局は県の教育政策を主に担当し、県下における教育、文化、芸術教員の能力向上を目的とするセミナーを適宜開催している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
モンゴルでは、教育改革により2005年9月から初中等教育に新しい学習指導要領が導入され、暗記中心の指導法から子どもの発想や思考を促す「子どもの発達を支援する指導法」への転換が行われている。2015年からは児童一人ひとりの才能や個性を伸ばす教育カリキュラムが導入され、同県においても同カリキュラムに沿った指導方法の導入、教材や教具の改善を試みているものの、現場の教員には十分に普及しておらず、まだまだ従来の教育が行われていることが課題となっている。このような背景より、日本は子ども中心の教育が導入されていることから、日本での指導法や授業ツールを紹介してほしいと要請が出された。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. 同僚と共にツェツェルレグ市内の学校6校の小学部を巡回し、子ども中心の授業を行うための助言を行う。指導科目は図画工作を中心に考えているが、指導科目、巡回計画は、隊員配属後に調整のうえ決定する。
2. 配属先や県内の小学部教員に対し、模擬授業を通じて日本の授業方法を紹介する。また、日本の学校で実施されている挨拶、礼儀、助け合い、掃除、行事等に関わる取り組みを紹介する。
3. 教育環境整備への助言を行う。
※1年に1回、教育局ではチームを組んで同市内から離れた村の学校を巡回している。可能な範囲で、隊員もその巡回に同行し、上記の活動を実施する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務室、机、椅子、パソコン、プリンター、コピー機
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
教育局専門指導課課長(女性、50代、実務経験30年)、その他同課職員11名
※このうち主に一緒に活動する同僚は小学部教育担当者(女性、40代、局での実務経験8年、教員経験15年)
活動対象者:
主に市内の小学部教員
5)活動使用言語
モンゴル語
6)生活使用言語
モンゴル語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(教員経験)2年以上 備考:経験に基づく指導が必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(-30~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
当国に派遣されている教育関係の協力隊により、活動をさらに有益なものとする目的で、「教育分科会」と呼ぶ、意見交換や勉強会を年3~4回で開催している。分科会への参加は任意。