要請番号(JL04522A14)
募集終了
・2022/4 ・2023/1 ・2023/2 ・2023/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育・科学省
2)配属機関名(日本語)
国立医科大学付属モンゴル日本病院
3)任地( ウランバートル市 ) JICA事務所の所在地( ウランバートル市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
モンゴル国立医科大学付属病院に位置付けられる同院は、高水準の運営管理及び質の高い医療サービスの提供を目的に、日本政府の無償資金協力事業によって整備された(2019年開院、2020年入院開始)。同院は、モンゴル国初の教育病院として機能し、周辺住民約7.5万人の医療を担っている。現在JICA技術協力プロジェクト(特記事項参照)が実施中であり、日本式の患者中心の患者に寄り添う医療サービスの導入・提供を目指している。内科、外科、小児科、救急科、リハビリ科、循環器科、泌尿器科等、全28科が設置されており、病床数166床、職員数520名、年間予算約10億円。
【要請概要】
1)要請理由・背景
モンゴル国では脳血管障害や外傷の患者が増加しており、リハビリに対するニーズが高まっている。しかしながら、同国では資格を持った作業療法士が近年新たに輩出されたばかりであり、作業療法の専門知識や実務経験を持つ者は20名程度しかいない。そのため、各病院では実務経験の浅い作業療法士が手探りで業務を行っており、作業療法士の知識と技術の向上が喫緊の課題となっている。同院も同様の課題を抱えていることから、作業療法士と協働しながら日本のリハビリ知識や技術を指導できる隊員の要請が出された。理学療法士や医師等と連携し、チームとして患者に寄り添ったリハビリを行える体制作りにも取り組むことが期待される。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. 同僚とともに、患者に対し主に身体障害領域の作業療法を実施する。
2. 患者に対する治療を通じて、同僚に対し個別評価に基づく作業療法を指導する。
3. 理学療法士や医師等と連携し、チームとして患者に寄り添うリハビリが提供できる体制を構築する。
4. リハビリに関わる院内医療従事者に対し、リハビリや作業療法についてセミナーを行う。
*マンパワーとしての活動が求められる場合がある
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
机、椅子、PC、プリンター、作業療法用機材(ソフトボール、輪投げ、迷路ボード、ブロック、車いす等)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先の同僚 : 作業療法士(女性、20代、実務経験1年半)、理学療法士3名(女性、男性、20代~30代、実務経験1年~6年)
活動対象者 : 同僚やリハビリ医師・看護師及び患者5~10名/日(主に40-50代、脳卒中(回復期)、関節痛、脳性麻痺小児患者(1割程度))
5)活動使用言語
モンゴル語
6)生活使用言語
モンゴル語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)又はモンゴル語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(作業療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)保健医療 備考:配属先が大学病院であるため
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:経験に基づく指導が必要
[参考情報]:
・身体障害領域での実務経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(-30~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
*日常会話レベルのモンゴル語が活動上必要となるため、現地語学訓練を実施予定である。
・無償資金協力事業「日本モンゴル教育病院建設計画 」
・技術協力プロジェクト「日本モンゴル教育病院運営管理及び医療サービス提供の体制確立プロジェクト」(2017~2022年)