要請番号(JL04524A35)
募集終了
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
文化省
2)配属機関名(日本語)
国立文化財遺産センター
3)任地( ウランバートル市 ) JICA事務所の所在地( ウランバートル市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
モンゴル政府は2021年に文化財遺産センターを設立した。同センターはモンゴル国内にある博物館から依頼された有形文化財、無形文化財の保護・修復・データ登録等の業務を担っている最大規模施設である。主な業務は①有形文化財である壁画、絵画、伝統的民族衣装、石像等の分析、修復活動、②無形文化財では民族史、古歌等の映像・音声を現代のシステムを活用したデータ化による保存に取り組んでいる。職員数は65名で修復・保護・分析活動の他、博物館の展示方法の指導も実践している。なお同センターが有する研究機材、分析ツール等は無償資金協力による日本の援助による物品が多い。年間予算は5000万円程度。
【要請概要】
1)要請理由・背景
モンゴル政府は文化財保護の観点から、1995年に定められた文化財保護法に基づき発掘される有形・無形文化財を適切に保護・修復・データ管理を図る目的で同センターを設立した。特に有形文化財ついては、他の博物館から修復依頼を受けたものや、発掘されたまま修復待ちの多数の文化財が地下の倉庫に保管されている。モンゴルでは文化財保護に関連する専門的な学位を得る学校はなく、一部の留学経験者、海外への研修等で一定の知識を得た所員が中心となり文化財保護活動に取り組んでいるため、文化財保護に関する総合的な経験と実績を有する人材派遣が期待され、本要請が挙がった。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先同僚と共に以下の活動を行う。
1.文化財の保護・修復・保存・登録に対する文化財保護フローの評価と必要に応じたマニュアル・チェックリストの整備を行う。
2.文化財保護に関するセミナーや勉強会の企画・開催を行う。
3.文化財遺産センターの展示、イベントの支援活動を行う。
4.その他配属先が期待する活動を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
保存技術研究部の専門研究室、専門機材(真空凍結乾燥装置、リモート温度計、水分計、超音波測定器、ストーン硬度計、レーザー洗浄装置等)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:保存技術研究部門責任者(C/P)1名、修復部門スタッフ14名、保存技術研究部門スタッフ5名
活動対象者:同上
5)活動使用言語
モンゴル語
6)生活使用言語
モンゴル語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:経験に基づく活動が期待されるため
[参考情報]:
・文化財保護及び修復に関する専門知識が必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(‐30~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)