要請番号(JL04818A07)
募集終了
・2018/3 ・2019/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
バルサム セントラルスクール
3)任地( タシガン県バルサム ) JICA事務所の所在地( ティンプー市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 22.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ブータン東部にあるタシガン県の中心から車で1時間弱にあるセントラルスクールである。セントラルスクールとは複数の学校を合併させ寄宿舎も併設、遠地に住む子どもへも教育機会を与えようという考えのもと、近年進められている政策である。当校の場合、1987年設立の小学校と2009年設立の小中学校が合併して、2016年からセントラルスクールとなった。幼稚園年長相当(以降PPと略)からClass10(高校1年生相当)までの幼児・児童・生徒が学んでいる。教員数30余名、スタッフ20名、幼児・児童・生徒数は約470名(2017年度)。年間予算は約4,000万円。カナダ人ボランティアが算数を指導していたことがある。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ブータン政府は保健体育を重視し、2018年までにすべての小学校、2020年までにすべての中学校で、統一カリキュラムに沿った保健体育教育を実施することを目指している。そして体育担当教員を育成するためのワークショップを催しているが、実態としては定着していない。同じく2013年に正規科目となった美術(図工)教科も、特別に選ばれたパイロット校ですら普及には至っていない。ほとんどの教師は保健体育や美術(図工)の授業を自ら受けたことがないため教えることに苦手意識があるうえに、英語や算数が優先されるブータンの教育事情により、これらの授業の充実・定着は遅々として進まない。そこで同僚教師とともに美術(図工)・保健体育を隊員が指導することで、①幼児・児童、同僚の教員たちが、美術(図工)・保健体育への理解を深めること、②同僚が教科指導へ自信を持つことを目指して、ボランティアを要請するに至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. PPからClass6(小学6年生相当)の幼児・児童を対象に、保健体育を中心として、美術(図工)やダンス等も含めた授業を行う。現地で入手できるものを利用した用具の製作など、アイディアと工夫を凝らした授業が求められる。
2. 放課後のクラブ活動の担当も期待される(特にスポーツ。この場合はClass7(中学1年生相当)以上の生徒も対象となる)。
3. 運動会や絵画展のような催しを企画し、子ども・学校関係者・父兄を含む地域社会へ、保健体育や美術(図工)の楽しみや意義を理解してもらう機会を設ける。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
バスケットボールコート、フットボールグラウンド、ボール、多目的ホール(小型の体育館)など
4)配属先同僚及び活動対象者
[同僚]
・スポーツと体育科指導のC/P、女性、20代、スポーツインストラクター
・同僚教員約30名。年齢は20-30代、保健体育や美術(図工)の指導経験はなし。
[活動対象者]
PP-Class6の幼児・児童(活動対象者は、科目・クラブ活動内容によって変動)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(指導経験)3年以上 備考:即戦力が求められるため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(0~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)