要請番号(JL04822A06)
募集終了
・2022/4 ・2023/1 ・2023/2 ・2023/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
経済省
2)配属機関名(日本語)
水力発電・電力系統局 水力開発課
3)任地( ティンプー県ティンプー市 ) JICA事務所の所在地( ティンプー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
同局は、水力発電に関連する政策、電力システム計画、水力プロジェクトの検討・調査、電力輸出入など水力発電及び電力システム全般を管轄。電力事業としてブータン電力公社を始めとした電力セクター機関に補完技術を提供する役割を担っている。同局を実施機関として、技術協力「ブータン国電力マスタープラン2040策定プロジェクト(2017-2019)」が実施された。計画・調整課、水力開発課、電力系統課の3課で構成され、水力開発課は職員数14名。国内の水力プロジェクトの予備調査、事前開発可能性調査等及び請負機関による報告書の検証と承認等を担当している。課員の数名が上記プロジェクトによる研修に参加実績あり。
【要請概要】
1)要請理由・背景
水力発電による電力輸出はブータンの輸出額の2割以上を占める重要な産業であり、同課は建設中の3つの大規模水力発電所建設を監督している。国内の5カ所の耐用年数期限を迎える水力発電所の調査報告書の作成、新規の水力発電プロジェクトの予備調査、事前開発可能性調査及び、コンサルタント等による詳細プロジェクト報告書の検証も同課の役割である。担当する職員は土木工学の技術・知識はあるが、各種調査の検証、承認に必要な個々の分野の経験及び専門知識が十分ではない。このような課題に対応するため、土木地質学、土木設計、水理モデルの各分野の専門性を持つ人材が求められ、隊員の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
同僚と共に以下の業務を実施し、日々の業務を通じた水理モデルに関する指導を行う。
1.河川流域における水文モデリングを行い、河川の流量を研究し、水力発電プロジェクトの計画に活かす。
2.水力発電プロジェクトサイトの洪水モデリングを行い、洪水が発生しうる地域を推定する。
3.外部機関による水力発電プロジェクトのダム決壊分析に関する報告書、その他のレポートの審査・検討方法について助言する。
4. GISソフトウェアを利用したデジタル標高モデルによるダム決壊リスク解析のための、データ抽出、準備について指導する(HEC-RASやオープンソースのソフトウェアを利用)。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務机、PC、インターネットアクセス
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先の同僚:
課長 男性 30代 経験12年 修士(水力開発)
同僚技術者 男性 30代 経験6年
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:査証取得のため
[経験]:(実務経験)10年以上 備考:専門的な指導に必要
[参考情報]:
・水文学に関する知識
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(-5~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・参考資料 ブータン国電力マスタープラン2040策定プロジェクト ファイナル・レポート及び別冊。
・現地語については、現地訓練期間に語学研修を行う予定。