要請番号(JL04822B15)
募集終了
・2023/2 ・2023/3 ・2023/4 ・2024/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農林省
2)配属機関名(日本語)
国立家畜栄養研究開発センター
3)任地( ブムタン県チョコル ) JICA事務所の所在地( ティンプー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 8.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は農林省に属する国立機関であり、質が高く安全な家畜飼料の研究開発を担う。ラボラトリー、研究、種子生産、生産の4つのユニットから成り、スタッフ数は12名。配属予定のラボラトリーユニットは国内で生産される飼料の安全性を確保するため、飼料中の有害物質や栄養成分の検査を行っている。勤務時間は午前9時から午後5時(午後1時から2時は昼休憩)。国際連合食料農業機関(FAO)から支援を受けた実績がある。過去にJICA隊員の派遣歴は無い。
【要請概要】
1)要請理由・背景
2021年、飼料の汚染によりブータン国内で多くの家畜が死亡したこともあり、飼料の安全性に対する注目が高まっている。ラボラトリーユニットでは4名の職員が勤務しているが、専門的に家畜飼料の分析を学んだ職員はおらず、分析するための機器や設備も十分でないことから、検査をインドやタイに依頼していることが多いのが現状である。2022年にはFAOより高速液体クロマトグラフ(HPLC)が提供されたが、同機材の使用方法を十分に理解していないことから活用されていない。同機材および今後購入予定の機材を使用してマイコトキシン、アミノ酸、重金属、農薬などの検査を実施し、適切な分析とフィードバックがなされることで飼料の安全性が高まることが期待され、要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. ラボにある機器および今後購入予定の機材を使用してマイコトキシン、アミノ酸、重金属、農薬などの検査を実施する。
2. 高速液体クロマトグラフを使用した検査を行う。
3. 高速液体クロマトグラフを使用した検査方法や最低限のメンテナンスに関する標準手順書(SOP)を作成する。
4. 高速液体クロマトグラフを使用した検査方法を同僚に指導する。
5. 検査結果を分析し、飼料の安全性に関して必要な助言を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
高速液体クロマトグラフ(モデル: Nexera XS、メーカー: 島津製作所)、原子吸光光度計(2023年購入予定)、近赤外線分光装置(2023年購入予定)、ガスクロマトグラフ(2023年購入予定)、繊維分析装置(モデル: FIBRA PLUS FES 06R)など
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚: 4名
- 42歳男性 (学士、ラボオフィサー)
- 42歳女性 (准学士、ラボテクニシャン)
- 24歳女性 (学士、ラボオフィサー)
- 他1名
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:業務に必要なため
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:業務に必要なため
[参考情報]:
・HPLCを用いた検査経験は必須。
・家畜飼料の検査経験は必須。
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(-5~25℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
現地語については、現地訓練期間に語学研修を行う予定。