【配属機関概要】

3）任地（ タシガン県サムカル ） JICA事務所の所在地（ ティンプー市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 17.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

任地は首都からバスで2日かかるブータン最東端に位置する県にあり、日本における年長から高校1年生までが通う小中学校である。当校の歴史は古く、ブータンの近代教育が開始された頃1957年に設立された。タシガン県中心部サムカルにあり、町の中心から徒歩で10分ほどの高台に位置する学校である。全校生徒数は534人、教師数36人で、2015年～2017年に青年海外協力隊員(体育)が派遣されていた。他国のボランティアの派遣実績はない。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ブータンの学校では、2000年から体育が正規科目となり、各クラス週1回の体育授業を実施することになっている。青少年の健全な成長及び学習のため、保健体育は有益であるという認識は広がりつつあるが、指導できる教員が少ない現状である。当校では、パロ教育大学(2年生のコース)で体育を学んだSSI(スクールスポーツインストラクター)が配置され、体育担当教員(体育は教職過程で学んだのみ)と二人体制で体育の授業を実施している。当校校長が、過去に別の学校で二人の隊員を受け入れた経験があり、隊員の活動を高く評価しているため、後任が要請された。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.同僚教員およびSSIと協力しながら、体育の授業を行う(1クラス40分で、週に11クラス、1学年を一緒に指導)。
2.可能な範囲で、教材作成や授業方法に関する紹介を行い、教員の技術向上に協力する。
3.SSIと協力して、週1回(水曜日)のクラブ活動およびゲーム&スポーツ活動(放課後15:30～17:00)の支援を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

多目的ホール、サッカーグラウンド、バスケットボール(屋外、ラバーコート)、バレーボールコート(屋外コンクリートコート)、サッカーボール、バスケットボール、バレーボール

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
・体育授業担当教員:女性、30代、教員経験8年
(体育は初等教育教員過程で学んだのみ)
・SSI :男性 20代 経験2年
活動対象者: 年長～高校1年生相当、534名

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

・教員免許は中学校又は高等学校教諭(保健体育)または小学校教諭のいずれかが必要。
・現地語については、現地訓練期間に語学研修を行う予定。