要請番号(JL04823B02)
募集終了
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農業畜産省
2)配属機関名(日本語)
国立生物多様性センター バイオテクノロジー課
3)任地( ティンプー県サビタン ) JICA事務所の所在地( ティンプー市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は1998年に設立された国立の生物多様性センターである。同センターは、国内の生物多様性保全における動植物遺伝子研究や法基準の策定などを行っており、研究所の他に植物標本館、ボタニカルガーデンも運営している。研究部門は動物遺伝資源プログラム、植物遺伝資源プログラムに分かれており、それぞれブータン固有種の遺伝資源を人工的に管理するジーンバンク及び国内に分布する固有生物の保全を行っている。年間予算は約1,000万円。これまでJICA海外協力隊の派遣実績はなく、今回が初めてとなる。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先であるバイオテクノロジー課の植物遺伝資源プログラム部門(植物ジーンバンク)では、ブータン固有植物の探索、収集、冷凍保存、管理を行っている。現在、乾燥耐性が高く保存しやすい普通種子の保管・管理は順調に行えているものの、乾燥に弱い難貯蔵性種子に関しての専門知識が不足しており、冷凍保存には至っていない。さらに組織培養実験室には液化窒素式凍結装置、液体窒素ジェネレーター等が設置されているが、装置を扱える人材がおらず活用できていないのが現状である。JICA海外協力隊にはこれらの課題解決に加え、地域住民への生物多様性理解促進のためのセミナー開催等も期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先同僚と協力しながら、以下の活動を行う。
1.ブータン固有種の植物遺伝資源の組織培養実験および凍結保存を実施する。
2.同僚に対して、実験や冷凍保存に必要な知識の共有および機器・設備の調達と運用を指導する。
3.組織培養実験および凍結保存のための標準作業手順書(SOPs)の策定を指導する。
4.同僚と共に地域住民に向けて生物多様性保全の理解度促進のためのセミナーを開催する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
実験室(顕微鏡、インキュベーター、オートクレーブ等の基本的な機器機材)、液化窒素式凍結装置(CryoPlus Cryogenic Freezer 7405)、液体窒素ジェネレーター、冷凍装置など
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚:】
ダイレクター(女性、50代、博士)
同僚5名(男女、20代~50代、大卒~博士)
【活動対象者】
同僚スタッフ、地域住民
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚の学歴水準に合わせるため。
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:指導的な活動となるため。
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(-5~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
現地語については、現地訓練期間に語学研修を行う予定。