要請番号(JL04823B06)
募集終了
3代目
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
ジグミ・ドルジ・ワンチュク国立病院 透析室
3)任地( ティンプー県ティンプー市 ) JICA事務所の所在地( ティンプー市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
本病院は人口10万人の首都ティンプー市を管轄する国内最大の総合病院で、ベット数は約380床、医師約100名、19科から構成されている。ブータン西部における基幹病院であると同時に、上級病院として国内中の病院から搬送受入を行っている。配属先となるのは「透析室」であり、国内で透析施設を持つ病院の中で最大の規模となる29台の透析機器が設置されている。また、同病院は隣接する看護学校の臨床実習センターとしての役割も果たしている。2023年7月現在、同病院では3名のJICA海外協力隊員(看護師)が活動中である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
近年ブータンは食習慣の変化が著しく、糖尿病や高血圧症等の生活習慣病が増加傾向にある。それを背景として糖尿病性腎症や高血圧性腎疾患が増加傾向にあり、透析患者数が急増している。2023年7月現在、透析機器は29台あるものの、患者数の増加に加え医療スタッフ数も限られているため、患者1人が透析治療を受けられる回数は2回/10日に制限されている。このような状況下で、同僚看護師と共に直接の患者対応を行いつつ、同僚の看護技術や知識の向上に努め、また、標準作業手順書やガイドラインの整備支援を通して「患者を尊重した医療サービスの普及」、「業務の効率化/簡素化」に貢献することを目的として、今回の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先同僚と協力しながら、以下の活動を行う。
1.同僚を対象に、透析室業務に関する知識や技術力(ベッドサイドケア、合併症の知識等)の向上を目的とした勉強会を開催する。
2.業務効率化に繋がる標準作業手順書やガイドラインに沿った業務指導を同僚と共に行う。(2025年更新予定)
3.5Sを活用しながら環境整備や感染・事故防止等の病棟マネジメントに関する指導や意識改善を行う。
4.透析患者への生活・栄養指導を行い、それらに活用する資料を作成する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
人工透析機器(フレゼニウス社4008S 23台/5008H 1台、ベルコ社 4台、ニプロ社 1台)、ベッドサイドモニター、水処理装置、透析液作成装置
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】
・看護師長1名(40代、女性、大学院卒)
・看護師21名(20代~50代)
【活動対象者】
・透析患者およびその家族
・配属先スタッフ、看護学生(OJT)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(看護師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)看護 備考:同僚の学歴水準に合わせるため
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:同僚への助言や指導が必要なため
[参考情報]:
・透析室経験3年以上
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(-5~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
現地語については、現地訓練期間に語学研修を行う予定。