【配属機関概要】

3）任地（ ティンプー県ティンプー市 ） JICA事務所の所在地（ ティンプー ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 徒歩 で 約 0.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

インフラ・運輸省は、ブータン国内の比較的規模の大きな政府施設の設計・建設・補修を実施するほか、県、市レベルのインフラ整備の技術支援を行っている。インフラ開発局では、主に、県土木建築課や市役所管轄のインフラ整備のための計画・設計・積算・モニタリングを担っている。上下水道課では、ブータン国内20県の上水道・下水道(浄水・下水処理施設含む)、最終処分場といったインフラ整備を支援している。年間予算は約5億6千万円。2019年7月まで同課では上水道と防災・災害対策の協力隊員が活動していた。また、同時期に、建築、下水道分野シニア海外協力隊の派遣実績がある。

【要請概要】

1）要請理由・背景

インフラ開発局は、「Technical Backstop」と呼ばれ、県や市のインフラ整備への技術的アドバイスを実施している。上下水道課においては、公共事業省居住部、県土木建築課や市役所からの要請に基づき、上水道・下水道の計画・設計・積算・モニタリングを行っている(施工は県・市にて監督)。第12次5ヶ年計画(2018-2023)の中で多数の浄水施設・管路の新設・拡張工事が予定されているが、 設計経験のあるエンジニアが不足しているため、隊員が要請された。実務をこなしながら技術移転が求められている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.県・市レベルの上水道プロジェクトにおいて同僚エンジニアと共に計画・設計・積算・モニタリングを支援する。(設計は、取水施設～浄水施設～貯水漕～配水管まで含まれる。浄水施設は地域の原水に適した設計が求められ、配水管については標高差の激しいブータン特有の地形に留意する必要がある。また、各施設の基本設計を導入し、効率的な設計が行えるようアドバイスが期待される。)
2.特に取水施設における現状の技術を評価する。
3.地方の技術者の技術力向上に協力する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

WaterCAD, AutoCAD、デスクトップコンピューター、GIS, Epanet, Microsoft Office

4）配属先同僚及び活動対象者

チーフエンジニア(40代女性、経験17年)
土木エンジニア(20代～40代男性7名,女性4名,経験0～30年)
必要に応じて、県土木建築課・市役所エンジニアも指導対象となる。

【資格条件等】

[参考情報]：

　・コンピュータを使用した設計ができること

【地域概況】

【特記事項】

・現地語については、現地訓練期間に語学研修を行う予定。