【配属機関概要】

3）任地（ モンガル県モンガル ） JICA事務所の所在地（ ティンプー市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 15.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は首都からバスで約15時間かかるブータン東部に位置するモンガル県庁内の農業部門である。同部門は、モンガル県内にある17の地域を担当し、優れた農業政策と生産を通じて、農村での現金収入と雇用機会の創出を目指している。2024年2月現在、県庁勤務者3名に加え、各地域に配置されている農業普及員17名が在籍している。これまでJICA海外協力隊の派遣実績はなく、今回が初めてとなる。

【要請概要】

1）要請理由・背景

昨今ブータンでは、農民人口が減少傾向にあり、これに危機感を覚えている農業畜産省は、農民の収入向上を図るため、各地域の農作物を活かした商品開発を推奨している。配属先となるモンガル県庁では、付加価値の高い製品開発を試みようとしているが、一連に関する経験が乏しく、アドバイザーとして活躍できる人材の確保が喫緊の課題となっている。JICA海外協力隊は、県内にある17の地域からモデル地域を2か所選定し、その地域の農作物を活用した商品開発を同僚と行うこととなる。加えて、周辺県のマーケティング調査および販路拡大と共に、既存商品のブラシュアップ、パッケージデザインなど一連の活動が期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先同僚と共に、以下の活動を行う。
1.隣接する県を対象に市場調査を行い、マーケティング戦略を同僚と共に策定する。
2.地元農作物の高付加価値化に向けた新商品アイデアを提案し、農業普及員と共に地元農家へ普及活動を行う。
3.既存の商品(ポテトチップス、ピクルスなど)に対して、パッケージデザインなどの改善案を提案する。
※モンガル県内には約6,000世帯(各地域平均100～400世帯)の農家がある。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

机、椅子、プリンター、事務用品

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
部長:(50代、男性)
同僚職員:19名 20代～50代(うち、17名は農業普及員)

活動対象者:
農業普及員(17名)および地元農家

【資格条件等】

[参考情報]：

　・農業・食品加工分野での実務経験が望ましい

【地域概況】

【特記事項】

・住居は質素なアパートとなる。
・現地語(ゾンカ語)については、現地訓練期間に語学研修を行う予定。