要請番号(JL04824B12)
募集終了
・2025/1 ・2025/2 ・2025/3 ・2026/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
プナカ病院
3)任地( プナカ県スリパン ) JICA事務所の所在地( ティンプー市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、1996年に設立されたプナカ県内最大の病院である。医師4名、看護師27名を含めた約150名が勤務しており、ベッド数40床、年間予算は約2,000万円。ブータンの医療サービスは原則無料となっており、年間患者数は約75,000~80,000人。専門的な診療が必要な場合は、他県病院および首都にある国立病院に搬送している。これまでJICA海外協力隊の派遣実績はない。ブータンの保健医療分野では、JICA技術協力プロジェクト「医学教育の質の強化プロジェクト」(2020年~2025年)を実施中。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ブータンでは、医療分野における人材不足が深刻な問題となっており、優れた人材の確保が困難な状況にある。さらに、一定の技術レベルを持つ看護師でも医療現場の環境整備や危機管理能力が低く、これらの指導や意識改善も課題の一つである。配属先では、医療サービスの質の向上に加え、物品管理等を含めた環境整備の改善に注力したいと考えているが、先述の通り人材不足の影響もあり対応が滞ってる状況である。このような背景もあり、同僚看護師と共に直接の患者対応を行いつつ、同僚に対して看護技術の指導に努め、職場の環境改善や標準作業手順書等の整備支援を通して、患者を尊重した医療サービスの普及に貢献することを目的として、今回の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先同僚と協力しながら、以下の活動を行う。
1.同僚看護師に対して、看護全般に関する技術力向上のためのアドバイス・指導を行う。
2.病院内において5Sを中心とした環境整備や感染、事故防止等の病棟マネジメントに関する指導を行い、定着化を図る。
3.業務効率化や簡素化に繋がる標準作業手順書(SOP)やガイドラインの策定を行う。
4.その他、配属先で求められる看護関連業務に関する支援を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
人工呼吸器、酸素濃縮器、ネブライザー、心電図モニター、喉頭鏡、血圧計、体温計、パルスオキシメーターなど
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】
看護部長(50代、男性、大学院卒)
カウンターパート(30代、男性、大学院卒)
看護師27名(20代~50代、男女)
【活動対象者】
同僚スタッフ、看護学生(OJT)、病院患者
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(看護師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)保健医療 備考:同僚の学歴水準に合わせるため
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:専門的な指導に必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(10~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・地方の為、住居数も限定的であり新築も少ないことから、質素なアパートとなる可能性が高い。
・2024年度秋募集では、同病院から臨床検査技師の要請がなされている。
・現地語(ゾンカ語)については、現地訓練期間に語学研修を行う予定。