要請番号(JL04824B17)
募集終了
・2025/1 ・2025/2 ・2025/3 ・2026/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
ギダコム病院 義肢・装具部門
3)任地( ティンプー県ギダコム ) JICA事務所の所在地( ティンプー市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、1965年に設立された感染症専門病院である。医師5名、看護師25名を含めた約100名が勤務しており、ベッド数は一般病棟40床、隔離病棟20床、年間予算は約1,800万円。また、ブータン国内唯一の義肢・装具部門を有しており、義肢装具士3名が在籍している。患者への医療サービスは原則無料であり、年間患者数は約40,000人。専門的な診療が必要な場合は、首都の国立病院に搬送している。これまでJICA海外協力隊の派遣実績はない。現在、配属先ではJICA無償資金協力「王立感染症センター建設計画」(2022年~2025年)が実施されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ブータンでは、近年増加傾向にある糖尿病や血栓症による部分切断、交通事故などにより四肢の一部を失った患者が多い。配属先の義肢・装具部門には3名の義肢装具士が在籍し、年間約40件の義肢、大腿・下腿義足の制作に加えて下肢装具、腰膝足関節足装具等の製作、年間約150件の修理や調整を行っている。しかしながら、同国には3名の義肢装具士しかおらず、加えて大学卒業後は研修などの技術習得の機会もないため、患者数が増加傾向にある中で義肢・装具の品質向上が喫緊の課題に挙がっている。この様な背景もあり、患者にとってより快適かつ機能的な義肢・装具の導入や、義肢装具士の技術力の向上を目指し、今回の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先同僚と協力しながら、以下の活動を行う
1.義肢装具士に対して、義肢・装具の製作技術に関する知識の共有および技術指導を行う。
2.義肢装具士と共に、患者に適した義肢・装具の製作や修理、調整を行う。
3.患者および患者家族等に対し義肢装具の適切な使用方法や管理方法などを教える。
4.義肢・装具の製作技術に関する勉強会等を実施し、知識・技術の定着を図る。
5.義肢製作のための標準作業手順書やガイドラインを作成する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
金属切断機、マルチグランダー、電気アイロン、電気切断機、研磨機、電鋳カッター、熱板キャビネット、ドリルマシン、作業台、工具一式など
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】
病院長:(30代、男性)
義肢装具士3名(30~50代、男性、経験年数10~20年)
【活動対象者】
義肢装具士3名、病院患者
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(義肢装具士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚の学歴水準に合わせるため
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:実践的かつ指導的な活動のため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(-5~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・病院周辺地域は、住居数も限定的であり新築も少ないことから、質素なアパートとなる可能性が高い。
・現地語(ゾンカ語)については、現地訓練期間に語学研修を行う予定。