要請番号(JL04825A02)


・2025/3 ・2026/1 ・2026/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農業畜産省
2)配属機関名(日本語)
バジョ農業研究開発センター
3)任地( ウォンディ・ポダン県バジョ ) JICA事務所の所在地( ティンプー市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、農業振興調査研究組織として全国に4ヶ所設けられているセンターの一つで、1965年に農業試験場として設立された。ウォンディ・ポダン県を中心とする中西部地域5県を対象に技術支援を行っている。同センターには、畑作、園芸、エンジニアリング、技術支援サービスを担当する部署があり、年間予算は約1億円。これまでJICA技術協力プロジェクト「中西部地域園芸農業振興プロジェクト」(2016年~2021年)などを実施していた。過去にJICA海外協力隊の派遣実績がある。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先では、国内の食糧安全保障の一環として、中西部地域で生産可能な米の品種改良研究を進めている。具体的には、各地域で採取した稲の育種・交配や栽培方法の改善を目指し、センター内にある圃場での実証実験を行っており、これまでに5つの品種改良に成功した。引き続き地域に適した品種の開発に注力したいものの、ベテラン技術者の退職により、専門知識を持つスタッフが不足しており、研究・実践が頓挫している状況にある。このような背景から、品種改良に向けた圃場での実証試験のサポートや同僚に対する技術指導に加え、周辺の稲作農家等への技術的な助言が求められており、今回の要請に至った。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先同僚と協力しながら、以下の活動を行う
1.稲作に関する各種試験を実施する。
2.同僚と共にセンター内にある圃場で米の実証試験を実施する。
3.研究を通じた米の品種改良に関する知識や技術を共有する。
4.周辺の稲作農家等を対象とした研修を実施する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
稲作の試験圃場、乾燥機、脱穀機、農機具一式、机、椅子、プリンター等
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】
センター長(50代、男性)※本邦研修経験者
カウンターパート(40代、男性)※本邦研修経験者
同僚スタッフ 2名(20,30代、男性)
【活動対象者】
上記、同僚および地域農家約250世帯
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)農学系 備考:同僚の学歴水準に合わせるため
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:指導的な活動となるため
[参考情報]:
・米の品種改良に携わった経験必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(10~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・任地での生活使用言語は英語もしくはゾンカ語。ゾンカ語については、現地訓練期間に語学研修を行う予定。
・2025年春募集では、同センターから野菜栽培の要請がなされている。