2025年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL04825A04)

国名
ブータン
職種コード 職種
C105 バイオテクノロジー
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2025/3 ・2026/1 ・2026/2

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

農業畜産省

2)配属機関名(日本語)

国立土壌サービスセンター

3)任地( ティンプー県シムトカ ) JICA事務所の所在地( ティンプー市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

国立土壌サービスセンターは、生産的で多様かつ強靭な農業・食料システムと生態系サービスのために、ブータンの重要な農業資源である土壌と土地資源の持続可能な管理を目指して、2002年に設立された。同センターには、土壌・植物分析、土壌調査、土壌微生物、土地管理、土壌肥沃度分析などを担当する5つの部門がある。配属先には現在35名のスタッフが勤務しており、そのうち5名が土壌微生物部門に在籍している(2025年2月現在)。年間予算は約3,000万円で、これまでにJICA海外協力隊の派遣実績はなく、今回が初めての派遣となる。

【要請概要】

1)要請理由・背景

活動先となる土壌微生物部門は、2023年4月に新設された比較的新しい部署である。同部門では、関連機関や農業従事者が採取・利用する土壌や肥料等のサンプルを分析し、肥沃度や栄養バランス等の評価を行っている。在籍する同僚スタッフは、検査全般に関する基礎的な知識を備えているものの、研究室に設置されているRT-PCR装置、土壌分析機等の高度な機器を適切に操作できる人材を欠いており、それらの十分な活用には至っていない。 このような状況下において、土壌分析の過程における適切な装置の運用、および同僚スタッフへの技術指導等を支援できる人材が求められており、今回の要請に至った。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

配属先同僚と協力しながら、以下の活動を行う
1.土壌や肥料等の各種分析作業を同僚と共に行う。
2.実験室にある各種分析機器の適切な使用方法と維持管理方法を教える。
3.土壌分析のための標準作業手順書(SOPs)の策定をサポートする。
4.同僚を対象とした、土壌分析に関するセミナーや勉強会を実施する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

実験室、RT-PCR装置(QuantStudio)、土壌分析機(Biolab)、電気泳動装置(E-Gel Power Snap)、顕微鏡、インキュベーター、オートクレーブ、ガラス器具など

4)配属先同僚及び活動対象者

【配属先同僚】
センター長(50代、男性)
カウンターパート(20代、男性)
土壌微生物部門 4名(20代~40代、男女)

【活動対象者】
上記、土壌微生物部門のスタッフ、インターン学生

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)農学系 備考:同僚の学歴水準に合わせるため

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:指導的な活動となるため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(-5~30℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・任地での生活使用言語は英語もしくはゾンカ語。ゾンカ語については、現地訓練期間に語学研修を行う予定。