2025年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL04825A08)

国名
ブータン
職種コード 職種
H111 鍼灸マッサージ師
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2025/3 ・2026/1 ・2026/2

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

ブータン王立医科大学

2)配属機関名(日本語)

伝統医学部

3)任地( ティンプー県ティンプー市 ) JICA事務所の所在地( ティンプー市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先となる伝統医学部は、ブータン王立医科大学の一学部であり、ブータンにおける伝統医療サービスを担う人材の育成を目的としている。学部には学士課程、外国人も受講可能な短期コース(3カ月)が開設されている。また、2025年6月からは鍼灸マッサージに特化した修士課程も新設予定である。配属先には約50名のスタッフが勤務し、約130名の学生が在籍している。年間予算は約6,000万円。ブータンの保健医療分野では、JICA技術協力プロジェクト「医学教育の質の強化プロジェクト」(2020年-2025年)を実施中。これまでJICA海外協力隊の派遣実績はない。

【要請概要】

1)要請理由・背景

ブータンでは、将来的に各県の病院へ鍼灸マッサージ師を配置する計画があるものの、国内には鍼灸マッサージ師が12名しかおらず、人材が圧倒的に不足している。そのため、より専門的な知識と技術を習得できるよう、2025年6月に鍼灸に特化した修士課程を新設予定である。しかしながら、専門知識を持つ講師が不足していることに加え、既存カリキュラムの見直しが必要であること、同僚講師に対する技術的な指導も欠かせない状況にある。この様な経緯から、鍼灸師の資格を持つJICA海外協力隊の派遣を強く希望しており、今回の要望に至った。なお、伝統医学部では学士課程内の一部カリキュラムに鍼灸が含まれていることから、同課程内の指導も期待されている。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

配属先同僚と協力しながら、以下の活動を行う
1.同僚教員と共に、修士課程における鍼灸コースの授業を行う。(1クラス60分、週10コマ程度を担当する予定)
2.既存のカリキュラムの見直しおよび改訂手続きを支援する。
3.当学部の講師に対して鍼灸マッサージに関する技術指導を行う。
4.可能な範囲で、学士課程の鍼灸の授業をサポートする。
※患者への施術を行う事は前提としていない。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

人体模型、刺鍼練習台、鍼灸セット一式、ベッド、事務用品一式

4)配属先同僚及び活動対象者

【配属先同僚】
学部長(40代、男性、大学院卒)
カウンターパート(30代、男性、大学院卒)
同僚:6名(30代~50代、男女、大学院卒)

【活動対象者】
大学院生、大学生、同僚講師

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:A)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(専門学校卒) 備考:同僚の学歴水準に合わせるため

[経験]:(実務経験)10年以上 備考:同僚への助言や指導が必要なため

[参考情報]:

 ・はり師・きゅう師(国家資格)の免許必須

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(-5~30℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・任地での生活使用言語は英語もしくはゾンカ語。ゾンカ語については、現地訓練期間に語学研修を行う予定。