要請番号(JL05123B08)
募集終了
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農業省
2)配属機関名(日本語)
バングラデシュ農業調査研究所(BARI)
3)任地( ガジプール市 ) JICA事務所の所在地( ダッカ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先バングラデシュ農業調査研究所HPは1976年に開設された国立の農業研究所である。蔬菜、果樹、花卉園芸やバイオテクノロジー、製品開発等の部門から構成される。170ヘクタールにも及ぶ広大な敷地で、国内で生産されるあらゆる農作物の栽培方法や品種改良および食品加工に関する研究開発等、多岐に渡る業務を行っている。これらの成果は、一般に公表・普及され、バングラデシュ国内の農業の発展に寄与している。所属する研究員は全体で700名程度おり、日本をはじめ海外の大学に留学経験を有する研究者も多い。2023年10月より短期隊員(品質管理・生産性向上)を派遣中。
【要請概要】
1)要請理由・背景
バングラデシュではマンゴーやパイナップルといった果物の栽培が盛んに行われているが、加工品生産に関連する技術力が十分ではなく、多額の損失(廃棄物)を出している事が国内の大きな課題となっている。配属先はこの課題に対する解決策の一つとして、ドライフルーツやジュース、ジャムといった製品開発を行い、その製法等を広く国内に普及することを目的に活動を行っている。しかしながら、スタッフの知識や経験不足等の要因から品質等に問題があり、期待する成果を得られていない。配属先は海外の知見を取り入れ、品質の高い製品開発を行いたいと考えており、協力隊の派遣要請がなされた。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先同僚と協働し、以下の活動を実施する。
1. マンゴー、パイナップル、 バナナといったバングラデシュ国内で生産される主要な果物を用いた、ドライフルーツ・ジュース・ジャムといった加工品の品質向上や衛生管理に関する支援。
2. 上記加工品開発に関心を示す企業等への巡回指導、ワークショップ等の実施。
3. 品質管理マニュアルの策定と導入にかかる支援。
4. 新規製品開発に関する助言。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
各種大型調理器、自動パッケージ機、クリーンベンチ、熱量計、質量分析計等の各種実験機器
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
食品加工部門長 博士 50代
研究員 8名
作業員 10名
活動対象者:
同僚職員(20~50代 学士又は修士)
民間企業等の関係者多数
5)活動使用言語
ベンガル語
6)生活使用言語
ベンガル語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(修士) 備考:同僚職員への指導を行うため
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:同僚職員への指導を行うため
[汎用経験]:
・食生活改善や栄養に関する知識や経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(15~40℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・品質改善や生産性向上に関する実践的な支援となるため、企業、研究所等における類似の経験を有する人物が望ましい。