【配属機関概要】

3）任地（ ガジプール県ガジプール郡 ） JICA事務所の所在地（ 北ダッカ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 2.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先基礎開発パートナーズHPは1992年に設立されたNGO。ダッカ市にある本部の他、ボリシャルやガジプール県等に支部を構え、教育の質の向上や職業訓練、障害児教育、女性のエンパワメント等を目的とした事業を展開している。主な事業は初等教育支援であり、全国各地で43校の小学校を運営している。職員30名のほか、約150名の小学校教師が在籍。これまでに、アジアキリスト教教育基金(ACEF)やアジア協会アジア友の会(JAFS)などの団体から支援を受けている他、11名のJICA海外協力隊(小学校教育、青少年活動、理数科教育)が派遣されている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先はガジプール県内において、8校の小学校を運営しており、約750名の生徒が在籍している。いずれの小学校においても、教師は基本的な教授手法に関する知識を有しているものの、実態は暗記型の授業が中心であり、生徒の学習意欲および学力向上が課題となっている。また、教師・生徒ともに遅刻が散見されるほか、校内の環境美化や手洗い等の衛生啓発においても改善点が見られる。配属先はこれまでに派遣された協力隊の活動を高く評価していること、今後も引き続き日本の知見を取り入れつつ教育の質向上を図りたいと考えていることから、協力隊の派遣要請がなされた。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

協力隊は、各小学校を巡回訪問し、同僚に対して以下の活動を行う。
1. 生徒が自ら考え発言する参加型授業(特に算数および理科)の推進に関する助言や勉強会の開催。
2. 既存教材の改定や新規教材(実験教材含む)開発に関する支援。
3. 遅刻頻度の減少および環境美化等の情操教育促進や手洗い等の衛生啓発に関する支援。
4. 生徒の学習意欲向上を目的としたイベントやコンクール等の企画・開催。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

各種教材

4）配属先同僚及び活動対象者

ダッカ本部職員 10名 30～50代
ガジプール支部 職員3名 40代 男性
校長 8名 30～50代 女性
教師 39名 20～50代 女性

生徒 750名 6～11歳

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・環境関連活動の経験や知識

【地域概況】

【特記事項】