要請番号(JL05418A10)
募集終了
・2018/3 ・2018/4 ・2019/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
繊維省
2)配属機関名(日本語)
中央蚕糸局(CSB)
3)任地( アンドラ・プラデシュ州ヒンドゥプール ) JICA事務所の所在地( デリー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 5.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
インドでは、人口の約7割が農村部に住んでおり、就業人口の約6割が農業に従事しているため、養蚕を含む農業・農村開発はインドの社会経済が発展するために必要である。配属先であるCSBは、質の高い生糸を生産するための技術指導を養蚕農家・製糸業者を対象に実施しており、農民の収入の向上に取り組んでいる。JICAは同機関に対し養蚕に関する技術協力プロジェクトを1991年から実施、2015年のフォローアップ事業に至るまでに100名近くの専門家を派遣してきた。2018年4月までに、グループ型派遣として計7名の青年海外協力隊(JV)が養蚕農家の生計向上を目的に活動にあたってきた。
【要請概要】
1)要請理由・背景
JICAが行ってきた技術協力プロジェクトの対象地域では養蚕農家や製糸業者の平均収入が約1.4倍に向上した。CSBはこの成果を他地域にも広めるため、地域ごとに普及員を配置しているが、農家数が非常に多く、普及員によるトップダウン形式の手法では充分に対応できていない。また、普及を阻む各農家の抱える課題は多く、多岐にわたる上、農家の政府への依存傾向が強く、CSBや州政府は各課題の把握や解決に苦戦している。そこで、各農家への効率的な普及を促進することや、また各自が抱える課題やその解決法、各農家それぞれが持つ知識や技術を自分たちの手で共有し、向上することを目的とした自助グループを形成することが求められている。しかし、配属先にこのノウハウが不足しているため、JVはワークショップ等を活用しながら、養蚕農家の自助グループの形成を支援し、農家自身による課題解決・技術力向上の基礎作りを行うことが求められている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
JVは、配属先や州政府の同僚とともに村を巡回し以下の活動を行う
1.地域の農民の生活状況、人間関係、社会構造などを理解する。
2.各農家の現状やニーズを把握し、ワークショップや既に組織された自助グループとの連携を通じて新たなグループ形成を支援する。
3.各自助グループが自立し、運営を継続できるようグループ活動を支援する。
4.活動地域のNGO等の外部組織と養蚕農家、同僚との関係強化に努め、自助グループ活動を強化する。
5.3か月ごとに、配属先本部で開催される3者(JV、同僚、本部幹部)ミーティングに参加し、活動報告や意見交換をする。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
移動はCSBの所有する車を使用する。
4)配属先同僚及び活動対象者
【同僚】
・CSB所属の科学者(50代男性:博士)および普及員(50代男性:学士)
・州政府の役人(50代男性)
【対象者】
・対象の村:約40
・対象の養蚕農家:約250
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:配属先の要請による
[学歴]:(大卒) 備考:配属先の要請による
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・組織運営や業務調整の知識や経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(10~37℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(安定)