【配属機関概要】

3）任地（ ウッタラカンド州デラドゥン ） JICA事務所の所在地（ デリー準州デリー ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+車 で 約 3.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

同研究所は戦争で失明した兵士らに基本的なリハビリテーションサービスを提供するため、1943年に設立された。その後、1950年にインド政府に引き継がれ、視覚障害者のための包括的なサービスの提供と支援者の育成を行っている。同研究所はインド政府が管理・運営する障害者支援のための7つの国立研究所の一つであり、視覚障害者支援の分野では国内で最も水準の高い研究所の本部である。様々な障害のある未就学児から高校生550名(入所350名、通所200名)が利用し、支援者資格の取得を目指す大学生(50名が寮生活)のインターンも受け入れている。視覚障害者のための補助器具の開発・製造も行っている。支援スタッフ150名が勤務する。なお、同研究所では同時に『障害児・者支援』も募集している。

【要請概要】

1）要請理由・背景

同研究所の所長は、同研究所が提供するケアやリハビリテーションサービスの質を向上させたいと考えているが、予算や人材不足により、それらの質がここ十数年間向上しておらず、職員の知識や技術も更新されていないことに課題を感じている。そこで、日本の作業療法士がもつ知識や技術を同研究所の職員や障害児の親などと共有することで、障害者の社会進出や雇用をこれまで以上に進めたいと考え、本要請に至った。また、所長は過去にもJICA海外協力隊の受入れを経験しており、日本人が持つ勤勉さやマナー、礼節などに感銘を受け、こういった姿勢を同研究所の職員にも浸透させたいと考えている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.同研究所において0歳から7歳程度の様々な障害のある子どもに対して自立した日常生活および社会生活を目指した作業療法を行う。(勤務時間:平日9:00～17:30)
2.同僚職員や障害児の親に対して、自立した日常生活を目指した支援方法を教授する。
3.同僚職員に対して、作業療法の指導や助言を行い、技術の向上を図る。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

遊戯室、屋外運動場

4）配属先同僚及び活動対象者

【配属先同僚】:
所長(50代 男性 経験年数20年)
作業療法士 1名(カウンターパート 女性)
【活動対象者】:
障害児(障害の種類:知的障害、自閉症スペクトラム、脳性麻痺、視覚障害、聴覚障害、ADHD) 200名

【資格条件等】

[参考情報]：

　・小児患者への施術経験がある人材が望ましい

【地域概況】

【特記事項】

住居は敷地内の寮を予定。同僚職員とは英語でコミュニケーション可能。