要請番号(JL05423B04)
募集終了
・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
環境森林気候変動省
2)配属機関名(日本語)
ラジャスタン州森林局
3)任地( ラジャスタン州ジャイプール ) JICA事務所の所在地( デリー準州デリー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
砂漠が州面積の3分の2を占め、気候的条件から森林育成が厳しい州で、森林保全、生態系保護を担う政府機関。同州は砂漠化の進行により森林被覆率は7.1%(2006年)と低く、疎林率も71.8%と高い。同局は、植林活動、植林を通じた砂丘固定化による砂漠化防止対策、乾燥地特有の生態系の保護、保護区管理を管轄しており、絶滅種保護目的の動植物園等やヒョウ保護区サファリツアー等の運営や森林保全のために住民参加型持続可能な森林管理強化活動を実施している。JICA円借款事業『ラジャスタン州植林・生物多様性保全事業(フェーズ2)~2021年』の実施機関。
【要請概要】
1)要請理由・背景
人口と家畜の増加による薪炭材や家畜飼料等を森林資源へ依存している同州の地方部では、砂漠化が進行していることから住民の生活が逼迫してきており、森林保全には住民参加を通じた持続可能な森林管理強化が必須である。均衡の取れた社会経済発展及び気候変動の緩和のために、住民の森林保全、生物多様化保全に対する意識変容・行動変容を図ることが必要不可欠となっていることから、同州派遣予定の他職種(コミュニティ開発、生態調査)の隊員と協働し、地域住民に対する環境教育を実施するJICA海外協力隊が求められて要請が上がった。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. 森林官やレンジャー等と共に砂漠地帯や村落部を巡回、及びプロジェクト等で収集したデータや報告書を整理・分析し、当地の環境問題を把握する。
2. 森林保全・野生動物との共生・緑化活動に向けた教育や啓発活動につき、配属先と協議しながら実施に向けた計画・企画を提案する。
3. 森林官やレンジャー、及び地域住民に対し、動植物の多様性やその保全の重要性、廃棄物管理等についてのワークショップ等を実施する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
配属先車両、森林局ゲストハウス
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】:
担当コーディネーター 50代、男性
森林局スタッフ、レンジャー等20名(30~50歳代、修士以上、8割男性)
【活動対象者】:
村民・住民
5)活動使用言語
ヒンディー語
6)生活使用言語
ヒンディー語
7)選考指定言語
英語(レベル:A)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:配属先の要望
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:配属先の要望
[汎用経験]:
・自然保護やエコガイドに関連する活動経験
・環境関連活動の経験や知識
[参考情報]:
・砂漠化防止・生物多様化に係る知識・実務経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(-3~49℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
苛酷な環境下での活動等が多い。エアコン無しのバスでの移動や炎天下でのフィールド巡回等を実施する体力と健康管理能力が必要。地域住民への啓発活動にはヒンディー語となるが、報告書読解や配属先スタッフへのプレゼンテーション等ができる英語力も必須。