【配属機関概要】

3）任地（ ハーダール環礁ネッライドゥ島 ） JICA事務所の所在地（ 首都マレ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+船 で 約 1.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

1969年にコミュニティスクールとして設立され、2005年に公立学校として認可された。就学前教育(4歳)から後期中等教育12年生(18歳)で構成され、2023年2月現在、児童・生徒数は312名(男子151名、女子161名)、教員数は34名(内、インド人教員3名)となっている。2023年の予算は約538,000USDである。同島の人口は約1,500名で、島民の多くは漁業・農業に従事している。これまで協力隊員の派遣実績はない。

【要請概要】

1）要請理由・背景

同国の教育は「読み・書き・計算」を重視した主要教科中心であったが、近年、教育省は児童・生徒の心身の健全な発達に注目し、体育、図工、音楽(芸術)等の情操教育強化を考慮した新カリキュラムを2015年に導入した。しかし、学校現場では同分野の技術や指導経験を有する教員はほとんどおらず、特に地方島では充実した授業が実施されていない。初等教育ではクラス担任らが体育科授業を実施しているが、アクティビティは極めて限定的であり、生徒が体系的に体育を学ぶための指導方法は全く確立されていない。このような状況下、協力隊員は体育の指導経験やスポーツのバックグラウンドがない現地教員と協働で体育科授業の基盤を構築することが期待され、今回要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.現地教員と協力しながら、体育科の授業を行い、教授法を指導する。(授業は1コマ35分。授業間の休憩時間はなし。)
2.同校のみならず、近隣の島の体育担当教員を対象に体育ワークショップを開催し、教員らのスキルアップ、指導力強化を支援する。
3.協力の余地があれば、小学校教員と共に図工の授業や環境クラブ活動への支援を行う。

2023年2月現在、体育の授業は週16コマ実施されている。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

サッカーボール、ネットボール、バレーボール、フラフープ、バドミントンセット、テニスラケット・ボール、バトン、縄跳び等

4）配属先同僚及び活動対象者

体育教員1名(20代女性、経験年数2年以上) 7、8年生担当
小学校教員(20～30代、全員女性、経験年数2～10年)
1～6年生は担任教員が体育を担当
※教員経験はあるが、体育に関する知識は少ない
指導対象者:1～8年生の男女(年齢6～14歳)
9年生より上の学年に体育の授業はない

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

住居は隊員専用シャワー・トイレ付の1室が提供されるホームステイ型の予定。
生活使用言語はディベヒ語。