【配属機関概要】

3）任地（ ミーム環礁ムラク島 ） JICA事務所の所在地（ 首都マレ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 船 で 約 3.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

人口約2,000名の同島唯一の公立学校である。1983年に設立され、就学前教育(4歳)から前期中等教育10年生(16歳)で構成され、2023月7月現在、全校生徒数は329名(男子158名、女子171名)、教員数は47名(内、インド人教員12名)のニ部制の学校である。2023年の年間予算は約56万USDである。敷地内には、2014年に日本の草の根無償資金協力により建設された体育館がある。校長を始めとし島民全体がスポーツに熱心である。これまで同校には4名の隊員派遣実績がある。

【要請概要】

1）要請理由・背景

「読み・書き・計算」に重点を置いた主要教科中心の教育が行われていたが、児童の心身の健全な成長に注目し、体育等の情操教育強化を考慮した新カリキュラムが2015年に導入された。前任の隊員は現地教員と協力しながら体育科授業の基盤を構築し、基礎的知識や指導方法は引き継がれた。しかしながら、現地教員自らのアイデアで運動やアクティビティの種類を増やすまでには至っていない。現地教員のスキルアップと指導力の強化、さらにはカリキュラムに沿った質の高い体育科授業の定着の支援が求められ今回の要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.体育担当の教員と協力しながら、体育科の授業を行い、教授法を指導する。(授業は1コマ35分。授業間の休憩時間なし。)
2.同校のみならず、他校を含む体育担当教員に体育ワークショップを開催し、教員のスキルアップや指導力強化を支援する。
3.可能な範囲で課外活動の指導、サポートを行う。(バドミントン、水泳、フットサル、ハンドボールなど)
4.体育館での体育授業に器械体操を導入計画のため、体操器具、授業内容についてアドバイス、支援を行う。
2023年7月現在、体育の授業は週10コマ実施している。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

サッカーボール、バレーボール、テニスラケット、バドミントンラケット、平均台、縄跳び、コーン、卓球台、体育館(バドミントンコート3面)

4）配属先同僚及び活動対象者

スポーツスーパーバイザー(募集中)
体育教員1名(20代、女性、経験年数3年)
小学校教員6名(クラス担任、30代、男女、経験5年以上)
※スポーツのバックグランドを持つ者は多い
指導対象者:1～8年生の男女(年齢6～14歳)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

住居は隊員専用シャワー・トイレ付の1室が提供されるホームステイ型の予定。
生活使用言語はディベヒ語。
首都からの移動手段は約3時間のスピードボートのみのため、船酔いに弱い人は厳しい環境であることに注意。