要請番号(JL05724A01)
募集終了
2代目
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農業・畜産省
2)配属機関名(日本語)
ハニマードゥ農業センター
3)任地( ハーダール環礁ハニマードゥ島 ) JICA事務所の所在地( マレ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先はFAOのプロジェクトのもと、1955年に国内の家禽産業発展を目的に設立された。設立以降、北部地域における農業の普及と活性化を目指す国内最大の農業センターとして事業規模を拡大している。農業・畜産省所管のセンターであり、敷地内に事務所、研修所、実証圃場を有する。スタッフ数は17名であり、3環礁内の地方島26島を対象とし、農家の訪問やワークショップ等の開催を通じて営農支援を行っている。また、農業に関心のある住民を対象とした短期農業研修、農家や学生対象のインターンシッププログラムを実施している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
モルディブの基幹産業は観光業と漁業であり、農作物のほとんどは輸入品となっている。一方、地方島では農業就業者が少しずつ増加していて、多くの農作物は国内で消費されている。しかしながら、農業に関して知識不足、不適切な農薬使用、不安定な収量等の問題に直面している。これら問題を解決すべく農業生産工程管理(GAP)を推進しているが、農家へのきめ細やかな支援は限定的となっている。そのためにはセンター内での技術指導のみならず、周辺の島への巡回指導を通じ安心安全な野菜・果物の生産、安定した収量確保による農家の収入向上、充実した研修実施をサポートする人材を必要とするため、前任に引き続いて要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.センター所有の実証圃場において、新作物の品種試験や実演等を行い、現地の気候風土に合った野菜栽培を支援する。
(きゅうり、トウガラシ、カボチャ、バターナッツ、ズッキーニ、トマト、キャベツ、スイカ、パパイヤ、バナナ等の栽培実績あり)
2.配属先関係者等と共に島内および周辺地方島の農家等を訪問し、より効果的な栽培方法や農薬の適切な使用方法の助言および技術指導を行う(3環礁内の26島が対象、船での移動)。
3.農家にとり経済的に重要な特定作物(トウガラシ、パパイヤ、スイカなど)の総合的病害虫管理(IPM)に関して、農業普及員を支援する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
水耕栽培設備、灌漑設備、肥料作成粉砕機、パソコン、プリンター、机、いす等
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】
農業普及員3名(男性、30~40代、経験年数20年程度、ハイテク農業課程修了)
農業普及補助員(男性・女性 30代程度 経験年数10年程度)
圃場スタッフ5名(男性、40~50代、経験年数15~18年)
活動対象者:2-30名程度
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)農学系 備考:配属先の指定条件
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:配属先関係者へ助言するため
[汎用経験]:
・播種から収穫までの栽培経験を2作物以上
・施設栽培に関する知識や経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(28~32℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
学校での野菜栽培の支援を行う青少年活動隊員等に向けた技術的な支援や協働も期待したい。
生活使用言語はディベヒ語。住居は居室内に専用の浴室・トイレがあるホームスティを予定。宗教的な戒律から任地等での飲酒等は不可能。