要請番号（JL05725A03）
| ・2025/3 ・2026/1 ・2026/2 |
【配属機関概要】
1）受入省庁名（日本語）
保健省
2）配属機関名（日本語）
フルマレ病院児童発達支援センター
3）任地（ フルマレ ） JICA事務所の所在地（ マレ ）
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 0.5 時間 ）
4）配属機関の規模・事業内容
配属先は、マレの急速な人口増加に伴い構築された人工島であるフルマレ島にある国立総合病院。12の診療科目を擁し一日800人程度の外来患者が来院し、入院病床数は約100床の規模。院内にある児童発達支援センター(CDC)はモルディブ国内初の子供の各種障害などに対応したセンターとして2021年頃に開設された。一般対象の障害者リハビリテーションセンター(DMRC)と連携しながら、専用の施設にて対象である子供の支援を行っている。ただし、リハビリテーションを担う理学療法士・言語聴覚士の人数は少なく、作業療法士は現在空席。両センターには月間300名以上の患者が通院しているが待機患者も多数いることが課題。
【要請概要】
1）要請理由・背景
配属先はモルディブ首都圏において中心的役割を担う医療機関の一つであることから、来院患者数は年々増加している。ただしスタッフの人数は限られ、特にリハビリテーションを担う従事者は多くないため、配属先内のCDCを軸にDMRCを支援しながら、作業療法による各種実践や知見の共有が行われることが隊員に期待されている。また、首都圏の大規模小中学校内の特別支援学級や児童養護施設において特別な支援を必要とする児童・生徒の自律的支援を目指して、隊員は必要に応じ同学級を巡回して、作業療法的観点からの対象者の支援、教員や保護者への助言等を実施、また、関連する職種の隊員との協働による支援も期待される。
2）予定されている活動内容（以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます）
CDCを軸にDMRC等の院内関係者、児童が通学する学校等諸機関と必要な協議を行い連携して活動する。なお、関係者には、実践した内容の報告等を必要に応じ行い、課題解決へ向けた支援を行う。
1.傷病や障害の程度に応じ、患者や家族に対し、作業療法的な視点から日常生活活動の向上に向けた指導を実施
2.必要に応じ首都圏内の学校や児童養護施設等を巡回し、知的発達障害、肢体不自由、等の児童・生徒の状況に応じた作業療法の実施
3.配属先同僚の療法士他医療関係者や出先の教員、対象者の家族等関係者に向けた知見の共有
4.状況に応じ、関連する課題を担当する隊員等と協力して、作業療法的観点から関係者への助言の実施、等
3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
歩行補助具、玩具、バランスボール、等
4）配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】言語聴覚士、理学療法士、カウンセラー等
【活動対象者】
同僚及び患者、巡回先担当職員、児童・生徒(肢体障害等)、保護者、等
5）活動使用言語
英語
6）生活使用言語
その他
7）選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]：（作業療法士）
[性別]：（ ） 備考：
[学歴]：（ ） 備考：
[経験]：（実務経験）3年以上 備考：配属先関係者へ助言するため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]：（熱帯モンスーン気候） 気温：（28～32℃位）
[通信]：（インターネット可 電話可）
[電気]：（安定）
[水道]：（安定）
【特記事項】
生活活用言語はディベヒ語。住居は居住内に専用の浴室・トイレがあるホームスティを予定。宗教的な戒律から任地を含む住民島での飲酒等は不可能。