2019年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL06019B14)
募集終了

国名
ネパール
職種コード 職種
C101 食用作物・稲作栽培
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

エネルギー・水資源・灌漑省

2)配属機関名(日本語)

カンカイ地区灌漑管理事務所

3)任地( 第1州ジャパ郡カンカイ ) JICA事務所の所在地( カトマンズ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 12.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先はジャパ郡のタライ平野における灌漑管理事務所であり、灌漑施設の受益地で7,000haのエリア内に灌漑水路網が巡らされ、同事務所が維持管理を取りまとめている。同灌漑はアジア開発銀行の支援を経て1991年に完成された。4つの地方自治体にまたがる形でその水路網が張り巡らされ、各地域にて受益者である農家による水利組合が施設の清掃などを行っている。用水路を活用した稲作が年2回行われている。ただし、灌漑用水の有無によっては他の作物栽培になることもある。配属先の年間の事業費は、約63,000,000円程度である。

【要請概要】

1)要請理由・背景

2019年4月から開始予定の技術協力プロジェクト、「タライ平野灌漑システム維持管理促進プロジェクト」は灌漑の適切な維持管理を普及する取り組みを行うと同時に、同地域における生産作物の収益向上や市場志向型農業の導入提言なども行う。ボランティアは、同プロジェクトと協働しながら、関係農民を巡回して、適切な稲作栽培等の収量向上に向けた取り組みを行う予定。同灌漑地区においては、コメを生産するもののコメの品種の問題で値段が安いことやコメ以外の高価値農産物が少ないことに課題を抱えているが、同事務所は灌漑の維持管理が主体であることから、農業の技術向上に向けた取り組みや普及に必要な知識を持つ技術者が不足している。また、受益農民においても同地の栽培効率化による生産性向上などについては改善の余地があるため、課題解決のために助言できる必要な知識を持つJICA海外協力隊の要請がなされた。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

担当するエリアを巡回し、以下の活動を行う。
1.現地の稲作栽培等の現状および課題の把握(農事暦としては、6-9月の雨季・状況による2-4月の春季に稲作、それ以外は食用作物(小麦、メイズ、マスタード、豆類等の栽培が実施されている。)
2各種作物の生産性に問題を抱える農家への支援、販売促進に向けた取り組み
3.農家による稲作等の栽培技術の相互学習を目的とした研修会の開催支援
4.同地域にある関連する地方自治体やジャパ郡を管轄する農業普及センターの農業技術者とともに地域の発展を目指した取り組みについて協働する、等

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

特になし

4)配属先同僚及び活動対象者

所長50代男性
灌漑管理局員30-40代男性 3-4名
水利組合関連農家

5)活動使用言語

ネパール語

6)生活使用言語

ネパール語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)農学系 備考:業務遂行上必要

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:業務遂行上必要

任地での乗物利用の必要性

自転車

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(5~45℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

寒暖差の厳しい地域で巡回活動を行います。