【配属機関概要】

3）任地（ ガンダキ州カスキ郡ポカラレクナート市 ） JICA事務所の所在地（ カトマンズ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 6.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は、ネパール随一の観光地ポカラのバスステーションに隣接した低所得者層エリアに位置している。就学前から8年生まで(日本の小中学校に該当)各学年1クラス。全体で約260名の児童生徒が在籍している。教員数は13名。児童生徒の家庭の9割を生活の厳しい季節労働者世帯が占めており、家庭での食事の提供を受けられない子供たちのためにNGOの協力を得て給食のパンを配布している。放課後や休日等にストリートチルドレンと同様の生活をしている児童生徒も在籍している。2018年～2020年にかけて協力隊員が活動し、音楽などの情操教育や衛生指導を行った。年間予算は約550万円。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ネパールの学校では、中等教育試験(Secondary Education Examination、SEE)に備えるためコースカリキュラムが中心となるが、配属先の校長はそれ以外の音楽、図工、体育、技術・家庭といった教科についても、生徒の発育と学力向上に不可欠との認識を持っている。そのため青少年活動の隊員による音楽や美術系を中心とした情操教育の支援を期待している。隊員には先生や生徒に課外活動における支援、助言が求められており、児童・生徒にとって魅力ある、活力にあふれた学校づくりをめざすため本要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

同僚教員と協力しながら、青少年の健全育成に寄与するために、以下の活動を行う。
1.課業内外の時間を使って、図工や音楽、スポーツなどの活動を同僚教師と協力して実施する(隊員の得意とする分野について配属先と協議の上決定する)。
2.各学年に応じた保健衛生や生活習慣に関する活動を同僚教師と協力して実施する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

絵具、画用紙、マダル(ネパールの伝統的太鼓)、他いくつかのネパールの楽器など

4）配属先同僚及び活動対象者

上長:校長、40代 女性
配属先同僚:教員、30代～40代、12名

活動対象者:就学前から8年生の児童・生徒、約260名

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・青少年を対象とした活動経験（2年以上）

【地域概況】

【特記事項】

ネパールでは第10学年に次の学年に進級するための試験があり中等教育試験(SEE)と呼ばれる。