要請番号(JL06024A19)
募集終了
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
連邦制・総務省
2)配属機関名(日本語)
ラリトプール市役所
3)任地( バグマティ州ラリトプール郡ラリトプール ) JICA事務所の所在地( カトマンズ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ラリトプールはカトマンズ市に隣接する人口約30万人の古い都市で、市内には世界文化遺産に指定された王宮やヒンドゥー寺院、仏教遺跡が多数存在する。市役所の主要業務の一つである防災および災害対策に関する業務を所管する部署が配属先となる。隊員は、地方行政組織や地域社会の防災・危機管理体制の整備支援、耐震建築の普及等を実施するネパール地震防災協会(地震防災を専門とするNGO)と密に連携、協力しながら活動にあたることになる。これまでラリトプール市役所には環境教育など複数の隊員が派遣されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ネパールは周期的な地震発生地とされている。配属先のあるラリトプール郡も2015年の大地震では甚大な被害を受けており、耐震建築、耐震補強の普及が急務である。これまで配属先では複数名のシニア海外協力隊の支援により、建築物の耐震性や耐震構造のチェックに関する助言、設計・施工者への耐震技術の指導などを実施してきた。今般、配属先では耐震性が必要とされる建造物の中でもインフラストラクチャ(道路、橋、水道網、廃棄物管理システム、公共交通機関等)に関する評価に特化した専門性を有する隊員の協力を求めており、本要請に至った。隊員には、インフラの耐震性に関するリスク評価を実施して、潜在的な脆弱性とリスクを特定すること、またインフラ評価に関するチェックリストを開発することが期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先およびネパール地震防災協会(NGO)と協力しながら、以下の活動を実施する。
1.市内の既存のインフラの耐震性や耐震構造のチェック等を行う配属先スタッフに対して構造分析等の助言を行う。
2.市内の既存のインフラに関する構造上の問題を特定し、安全性、機能性、寿命を確保するために必要な修理、アップグレードに関する助言を行う。
3.市内の既存のインフラを評価し、改善が必要なエリアを特定することで、新たなインフラプロジェクトの開発計画の策定に関する助言を行う。
4.インフラ評価に関するチェックリストを開発する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
測量機器、 非破壊検査 (NDT) 機器(シュミットハンマー)、 構造健全性監視 (SHM) デバイス(加速度計)、ドローン、個人用保護具 (PPE)など
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:NGOの事務局長(市役所にて地震対策リスク管理アドバイザーを務める。)、男性、40代
5)活動使用言語
ネパール語
6)生活使用言語
ネパール語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(修士)工学 備考:配属先からの希望による
[経験]:(実務経験)10年以上 備考:指導的な活動のため
[参考情報]:
・構造工学専門のインフラストラクチャエンジニア
・土木構造物の設計、管理の業務経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(0~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)