要請番号(JL06024B04)
募集終了
・2025/1 ・2025/2 ・2025/3 ・2026/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農業・畜産開発省
2)配属機関名(日本語)
国立動物飼料・家畜品質管理研究所
3)任地( バグマティ州ラリトプール郡ハリハルバワン ) JICA事務所の所在地( カトマンズ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は農業・畜産開発省畜産局傘下の国立動物飼料・家畜品質管理研究所であり、ネパールで国内唯一、飼料、飼料の原材料、飼料サプリメント、添加物、畜産製品の品質や安全性を正しく評価するための試験・調査・研究を行う規制機関である。年間予算は約4000万円。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先は、飼料や飼料サプリメントの栄養分析や品質管理を行うリファレンスラボラトリー(認定検査機関)としての役割を担うにあたり、これまで高度に専門化された研究機器を調達してきている。ただし、研究所スタッフが機器の操作、分析方法の検証等を適切に実施するためには、引き続き能力の向上支援が必要と考えている。特に配属先では、農薬検出用HPLCおよび揮発性脂肪酸評価用ガスクロマトグラフの操作に関するバックグラウンドを持つ人材が不足しており、分析範囲の拡大やトラブルシューティング等が課題となっていることから、今般、分析化学分野における経験豊富なJICA海外協力隊の要請がなされた。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の飼料および飼料原料中の農薬検出にかかる人材を育成するために、以下の活動を行う。
1.クロマトグラフィーを使用した方法の開発と検証(飼料中の農薬と揮発性脂肪酸(VFA))にかかる助言、支援。
2.リスク評価、安全性、トラブルシューティングにかかる助言、支援。
3.SOP(Standard Operating Procedures、標準作業手順書)の見直し、開発にかかる助言、支援。
4.研究成果の国内/国際ジャーナルへの掲載にかかる助言、支援。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
ガスクロマトグラフ、高速液体クロマトグラフ(島津製作所)、高速液体クロマトグラフ(アジレント・テクノロジー)など
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先上長:シニア技官(獣医学)、1名、女性、30代
配属先同僚:技官、技官補(獣医学、家畜衛生等)、10名、男性、女性、20~40代
5)活動使用言語
ネパール語
6)生活使用言語
ネパール語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(修士)化学 備考:配属先の要請による
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:指導的な活動のため
[参考情報]:
・分析化学の実務経験が必要。
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(0~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
サイレージ/粗飼料中のVFA、および食品/飼料中の農薬の推定に関する知識が必須となる。