2024年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL06024B06)
募集終了

国名
ネパール
職種コード 職種
C402 養殖
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2025/1 ・2025/2 ・2025/3 ・2026/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

農業・畜産開発省

2)配属機関名(日本語)

農林大学 畜産・獣医・水産学部 水産プログラム

3)任地( バグマティ州チトワン郡ランプール ) JICA事務所の所在地( カトマンズ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 5.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

農林大学(Agriculture and Forestry University, AFU)は首都から5時間ほどの所に位置する、ネパールで唯一の農業技術に特化した大学である。同大学は農業学部、林業学部、畜産・獣医・水産学部から構成される。2018年に畜産・獣医・水産学部の水産養殖学科と水産資源学科の2つの学科にまたがる形で水産プログラムが新設された。これまで5バッチの学士、6 バッチの修士、および博士課程の学生2名が卒業している。彼らの大半は国内および国際機関の水産部門で職を得ることから、AFU はネパールの水産養殖部門の発展に重要な役割を果たしている。

【要請概要】

1)要請理由・背景

配属先の抱える課題としては、集約型養殖への移行に関する知識(現在は半集約型養殖を実施している)や、魚病予防、餌料生産、単性養殖といった技術の不足等が挙げられている。また、いずれは生物ろ過等を用いた閉鎖循環システムやアクアポニクスの導入といった次世代技術への移行も望んでいる。同大学は水産プログラムにおける教育の質を向上させ、国内の水産養殖の生産性を増加させるという希望を持っており、今般、同分野における経験の豊富なJICA海外協力隊の要請がなされた。隊員には、教授、助教授と共に、学生への指導を行いながら、水産プログラムの教育内容をアップグレードさせるための支援、助言が期待されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先同僚、学生を対象に以下の活動を実施する。
1.主に鯉、ナマズ、ティラピアなど温水魚の集約型養殖システムの確立、運営に関する支援、助言。
2.餌料の生産に関する、教職員および学生への指導、助言
3.魚の病気の診断、検査分析に関する、教職員、スタッフ、学生への研修実施、助言。
4.淡水エビ、淡水真珠貝、クレソン、ヒシなど甲殻類・貝類・水生植物の養殖生産に関する、教職員、学生への研修実施、助言。
※4.の活動についてはオプショナルで、どのような活動でも可能な範囲で協力できると良い。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

集約養殖システム(FRP製タンク、小屋、給水)、餌料生産(水槽12、セメントタンク、池)、魚病予防(研究室、バイオセーフティキャビネット、インキュベーター、オートクレーブ)、甲殻類・貝類・水生植物の養殖(池、水槽、湿地、貯水池)

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先上長:
水産養殖学科長、教授、男性、40代
水産プログラム・コーディネーター、教授、女性、40代
配属先同僚:助教授、研究員、アシスタント等、4名、男性、女性、30代~40代
活動対象者:学部生50名、修士19名、博士課程2名の学生

5)活動使用言語

ネパール語

6)生活使用言語

ネパール語

7)選考指定言語

英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)農学系 備考:配属先の要望による

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:実践的な指導をする活動のため

[参考情報]:

 ・集約型養殖に関する経験が必要

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(5~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

学内の施設(レースウェイ方式)で扱われる魚種は、インド系鯉、中国系鯉、ナマズ、ティラピアなど温水魚である。