要請番号(JL06618A13)
募集終了
・2018/3 ・2019/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
南部州政府
2)配属機関名(日本語)
モラワカ・コラレ酪農組合
3)任地( マータラ県コタポラ ) JICA事務所の所在地( コロンボ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 7.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は2010年に設立され、南部州マータラ県コタポラ郡のデニヤヤ、モラコワ、コラレ地域で家庭で小規模な酪農を行う女性の技術支援・生活向上を目的としている。現在約70人が加入し、多くの組合員は牛乳を使用した菓子の生産、紅茶や野菜の有機栽培、牛糞を活用したバイオガスの生産も行っている。コタポラにある事務所には3名のスタッフがおり、バルククーラー(生乳冷蔵庫)が設置され、政府系乳業株式会社が生乳の集荷を行っている。2008年より3年間VSO(英国ボランタリーサービス)よりコミュニティ開発のボランティアを受け入れていた。年間予算は約1千万円。
【要請概要】
1)要請理由・背景
組合のチェアマン(男性)は酪農家でなく、長年地域の公立学校教員として勤めてきた。牛乳の生産性向上のみならず、組合員の女性達が抱える問題(生計向上、家族の栄養改善、家庭内暴力・不平等、家計管理等)解決に強い意欲を持っている。(主に生産活動を行うのは女性であるが、家計は男性のみが管理し、アルコールの購入に生活費を使ってしまう家庭が多い。)配属先のニーズとしては、ジェンダーの問題を解決しながら、生計向上・生活改善に取り組むボランティアを必要としている。酪農・農業・マーケティング・食品加工の知識があればそれに越したことはないが、組合・組合員に寄り添って問題を解決する意欲のあるボランティアを望む。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
組合スタッフ・組合員と協力して、以下の活動を行う。
・現在生産している生産活動(酪農・菓子・有機農産物)の改善、あるいは農産物・乳製品を活かした付加価値の高い産品開発を支援する。
・現地の社会状況、生活状況、文化状況を調査して理解する。
・ジェンダー問題、衛生・栄養改善、労働軽減などのためのセミナーやワークショップを企画し実施する。
・家計管理の健全化のために、家計簿の導入・支出削減などを支援する。
・現在の生産活動の改善、販売促進の支援により収入向上につなげる。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
事務所、バルククーラー(生乳冷蔵庫)、酪農小屋、有機家庭菜園、バイオガス施設、有機肥料設備
4)配属先同僚及び活動対象者
チェアマン:10年間のコミュニティ開発の経験(3年間VSOと活動)、50歳代男性、短大卒(英語)
酪農家リーダー:10年間のコミュニティ開発の経験、酪農家、女性、短大卒(幼児教育)
活動対象者:組合員(家庭で酪農を行っている女性)
5)活動使用言語
シンハラ語
6)生活使用言語
シンハラ語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:農村部で移動の多いため
[学歴]:(短大卒) 備考:同僚と学歴の水準をあわせるため
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・地域活性化、マーケティング等の知識や経験
任地での乗物利用の必要性
自転車
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(22~34℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居はホームステイまたは大家宅敷地内にある離れ棟。