要請番号(JL06618A22)
募集終了
3代目
・2018/3 ・2019/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
北部州政府
2)配属機関名(日本語)
教育文化スポーツ青少年省幼児発達局
3)任地( ジャフナ県ジャフナ ) JICA事務所の所在地( コロンボ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 10.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
幼児発達局は北部州5県の幼児教育を主管する部門で、州都であるジャフナに位置している。幼児教育に関する法令制定、カリキュラム策定、幼稚園の登録、幼稚園教諭への助成金支給、学位取得の奨励、教具・遊具の紹介、幼稚園の巡回指導、ディプロマ(保育者資格)コースや教員研修等を行っている。これまでにユニセフやNGOなどからカリキュラム策定、講習会実施、遊具の提供や幼稚園建設支援を受けている。職員は6名で、2014年8月から初代、2016年11月から2代目の幼児教育の青年海外協力隊(JV)が活動。また、同州のマナー県およびキリノッチ県の教育事務所にも幼児教育JVの派遣実績あり。
【要請概要】
1)要請理由・背景
長年の紛争で荒廃した当国北部地域は他地域に比べ経済・社会開発が遅れていることから、日本を含む各国からの復興支援が進められている。当国の幼児教育は安全・衛生・遊び・運動の軽視、読み書き・算数・英語教育重視の傾向が顕著である。近年、幼稚園教諭の資格取得の義務化が進んでおり、ディプロマコースや教員研修による教諭の質向上が急務となっている。各県の教育事務所には幼児教育担当者が各1名配置され、幼稚園の巡回指導を行うとともに、地域のリーダーとなる幼稚園教諭をコーディネーターとして指名し、幼児教育の質向上を目指しているが、保育内容の指導までには至らず、運営管理に留まっているのが実情である。同地域の幼稚園のほとんどは私立で、小規模なものが多い。遊びを通して幼児の発達を促すカリキュラム推進のため、巡回指導やワークショップ開催による幼児教育の質向上への支援が後任JVに期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
ボランティアはジャフナ県5地区のうちのジャフナ地区を担当し、同僚と協力して以下の活動を行う。
1.幼稚園を巡回し、担当地域の幼児教育の現状や子供を取り巻く状況を把握する。
2.選定したモデル幼稚園で幼児への直接指導を行いつつ、教諭への助言を行う。
3.ワークショップで基礎的保育技術に関する講習を行う。
4.他地域に派遣されている幼児教育隊員と連携して教材作成や講習会を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
幼稚園施設、幼児用遊具(屋内外)、玩具、プリンタ、コピー機、パソコン
4)配属先同僚及び活動対象者
同僚:
幼児発達局 局長 50代女性、職員 男性3名、短期職員 女性2名
教育事務所幼児教育担当者 50代男性
コーディネーター ジャフナ県15名、ジャフナ地区3名 (30-40代女性)
活動対象者:
幼稚園 202園、教諭 女性 452名(実務経験 1-25年)、園児 6,550名
5)活動使用言語
その他
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(幼稚園教諭)
(保育士(幼児クラス経験有))
[性別]:(女性) 備考:現地の慣習による
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:教諭への助言も含まれるため
任地での乗物利用の必要性
自転車
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(25~33℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
任地での活動・生活の使用言語はタミル語であるが、訓練所での派遣前訓練では英語を学習し、任国に赴任後、現地語学訓練にてタミル語を学習する。