【配属機関概要】

3）任地（ ケゴール県ケゴール ） JICA事務所の所在地（ コロンボ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 2.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

高齢者対策事務局では、高齢者の社会開発への参加と権利擁護の推進を目指し、全国の自治体に対して専任オフィサーを配置し、高齢者施設や老人会、デイセンターの運営支援を行っている。具体的な業務内容は高齢者の権利擁護に関する仲介、高齢者への福祉サービス提供、老人会・デイセンターの登録などが主な業務である。同事業に対し、これまでにJICA海外協力隊7名の派遣実績があるが、当地域への派遣は初である。

【要請概要】

1）要請理由・背景

当国では首都や地方都市部を中心に少子高齢化が進み、高齢化社会を迎えつつあることから、政府は高齢者が心身ともに健康的な生活を送るための支援事業を限られた予算の中で行っている。他地域では、JICA海外協力隊が、高齢者施設、デイセンター、老人会にてレクリエーションや啓発セミナーの実施を通して高齢者の健康、体力増進の一端を担ってきた。任地には現在約5000人の高齢者が暮らしており、他地域に比べても多いことから高齢者向けの体操や健康への関心が大変高まっている。また、高齢者に限らず、多種多様なレクリエーションを多くの施設や関係職員に紹介し、将来的には彼ら自身で企画、実施できるような支援活動にも期待が寄せられている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

管轄内の高齢者介護施設、老人会、デイセンター等を巡回し、以下の活動を行う。
1.体操指導やレクリエーション活動、日本文化紹介などを施すことで、高齢者に楽しい時間を提供するとともに彼らの健康に対する意識の向上を図る。
2.様々なレクリエーションや高齢者が楽しめる企画等を関係職員に向けて提案し、各々で実施できるようサポートする。
3.ワークショップ(施設関係者や高齢者、同僚職員等を対象とした講習会)を実施し、健康に関する啓発活動を行う。
4.巡回指導を通して高齢者福祉の現状を把握し、配属先へ提言を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

事務机、椅子、プリンター

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
社会福祉担当官(50代、男性)
カウンターパート: 高齢者権利擁護促進担当官(40代、女性)
活動対象者:
高齢者(高齢者施設4ヵ所/デイセンター6カ所)、老人会、施設関係者

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・ワークショップやイベント等の企画運営経験

[参考情報]：

　・レクリエーションの知識があると良い。

【地域概況】

【特記事項】

住居はホームステイになる可能性が高い。