要請番号(JL06623B04)
募集終了
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農業省
2)配属機関名(日本語)
農業機械化訓練所
3)任地( アヌラーダプラ県アヌラーダプラ ) JICA事務所の所在地( コロンボ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 6.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
農業の機械化を促進するために1971年にドイツの支援によって設立された当国唯一の訓練所で、農民、政府職員、NGO、大学生、専門学校生を対象に研修を実施している。研修の主な内容は、稲作に係る農業機械の操作とメンテナンス、農業機械の修理、灌漑であり、扱っている機械はトラクター、耕運機、田植え機、コンバイン、灌漑ポンプ、脱穀機など農業全般に亘る。各研修の期間は科目によって1~14日間まで様々で年間50コース(5000人日分)の研修を実施しており、授業は実技に重点を置いている。ワークショップ、運転教習場、試験農園、宿泊設備を有し、農業機械も一通りあるが旧式化しており多くは修理が必要な状態である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先では、基本的な農業工学や農業機械の知識を持っている教育レベルも専門分野も異なる8人の研修担当者が各研修を行っているが、会社等で専門的に農業機械を扱ってきた実務経験のある技術者がいないため、新しい知識や技術の習得が難しい状況にある。研修担当者は過去に派遣されたシニア海外協力隊からコンバイン、田植え機、トラクターエンジンの修理、油圧システムなどの操作とメンテナンスについて指導と研修を受け、現在もその知識と技術を生かして研修プログラムを実施しているが、人材の入れ替えもあり、研修担当者の人材育成と新しい技術の習得を行い、研修の質の向上を図る必要があるため、改めて隊員の要請がなされた。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.研修担当者に対して、農業機械の構造、維持管理、修理及び設計開発に関する技術指導を行う。
トラクター(ヨーロッパ製/日本製)およびコンバイン(日本製)のさまざまなシステム(油圧、電気など)の修理に関する研修を含む
2.研修担当者に対して、農業機械に関する指導スキル向上を目的とした研修を実施する。
3.研修担当者と協力してカリキュラムや教材の開発や更新を行う。
4.可能であれば、最新の農業機械(スマートトラクター、ドローンなど)に関する実例紹介をする。(実際の機械は所有していない)
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
トラクター、耕運機、田植え機、コンバイン、灌漑ポンプ、脱穀機等、農業に関連する機械は揃っているが、30-40年前の旧式が多い。
4)配属先同僚及び活動対象者
同僚 副局長1名、研修担当者(技術担当官1名/アシスタント2名、モニタリング担当官/開発担当官2名、農業指導員3名)
対象者:研修担当者、政府職員、農民、学生
5)活動使用言語
シンハラ語
6)生活使用言語
シンハラ語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:配属先希望
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:専門的な知識・経験を要するため
[参考情報]:
・農業機械の設計、製造、修理に係る実務経験
・あるいは、農業機械の指導経験は必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(23~34℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
農業機械の設計、製造、修理に係る実務経験、あるいは、農業機械の指導経験は必須。
住居はホームステイになる可能性が高い。日によっては、1日1~3時間ぐらいの停電が発生する。