要請番号(JL06623B07)
募集終了
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
ハーピティガマ教員養成大学
3)任地( ガンパハ県ミリガマ ) JICA事務所の所在地( コロンボ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は2002年に設立された公立学校(日本だと初等・中等教育)の教員を養成するための全寮制の3年制大学であり、40名の講師と200名の学生が在籍している。今までに4名のJICA海外協力隊がICTコースへ派遣され、現在は小学校教育と特別支援教育の2つのコースが教職課程として設置されている。特別支援教育コースでは、2名の講師が特別支援学校や特別支援学級の教員を目指す90名の学生に対して特別支援教育科目Ⅰ・Ⅱを指導し、シンハラ語、算数、ICT、教育評価、教育社会学などの教職科目は各専任講師が担当している。本教員養成大学は2年間の教職課程と1年間の教育実習を修了した者にディプロマを発行している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国の特別支援教育は、各県に1校ずつある26の特別支援学校(盲・聾学校、知的障害児向け)や全国に多数ある特別支援学級を通じて多くの障害児へと提供されており、最近では通常学級にも障害児が在籍するなど就学機会は増えている。しかし、軽度の知的障害、発達障害、自閉症などを有する子どもに対して、教員の知識が不十分であることや実践的な指導スキルを身に着けていないことが喫緊の課題であり、10年以上改訂されていないカリキュラムの使用もその原因の一つである。JICA海外協力隊には、特別支援教育に関する専門知識や実践的な指導法を紹介をすることで、教員の指導能力向上に向けた取り組みが求められている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.特別支援教育に関する最先端の専門知識や実践的な指導法を学生と同僚の講師へ紹介する。
2.教員養成大学周辺の学校で行われる教育実習にて指導や助言を行う。
3.カリキュラムや教師用指導書のアップデートに向けた話し合いを同僚講師とともに行う。
4.小学校教育コースの学生や各教職科目の専任講師に対しても特別支援教育に関する知識や指導法を紹介するワークショップを開催する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
学校施設(講堂、図書館、ICTルーム)、電子ボード、事務用品一式、カリキュラム及び教師用指導書、点字タイプライター、点字機、白杖、車椅子、そろばん
4)配属先同僚及び活動対象者
同僚:
学校長 50代、女性(院卒)
特別支援教育コース講師2名(大学-院卒、41-50歳、実務経験18年以上)/各教職科目の専任講師38名
主な活動対象者:
特別支援教育コースの学生90名(20歳-25歳)
5)活動使用言語
シンハラ語
6)生活使用言語
シンハラ語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(特別支援学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)教育学 備考:同僚教師の学歴に準ずるため
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:指導に必要な為
[汎用経験]:
・特別支援学級での活動経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(22~32℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・住居は構内の大学教員用の宿舎、または近隣の住宅でのホームステイになる可能性が高い。
・日によっては、1日1~3時間ぐらいの停電が発生する。