【配属機関概要】

3）任地（ キャンディ県クンダサーレ ） JICA事務所の所在地（ コロンボ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 5.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

全国廃棄物管理支援センターは、地方自治体の廃棄物収集・処理技術支援、政策・計画の策定、住民の啓発活動支援、調査研究等を行う機関である。2007～2011年まで同センターの運営能力向上のためにJICAの「全国廃棄物管理支援センター能力向上プロジェクト」が実施され、JICA専門家が派遣されてきた。また、同センターは分別回収の推進、廃棄物管理の向上、家庭用コンポストの普及などを目指し、地方自治体にJICA海外協力隊を派遣している。隊員は地域住民に対して環境教育やゴミの分別指導等の啓発活動を行なっている。クンダサーレ町役場へのJICA海外協力隊派遣は本要請で3代目となる。

【要請概要】

1）要請理由・背景

クンダサーレ町役場では、2013年度普及・実証事業(中小企業支援型)によって日本企業が導入したコンポストプラントで生ゴミの堆肥化を行っている。しかし、各家庭でのゴミ分別が定着していない為、同プラントにはプラスチック等のゴミが散見され問題となっている。配属先はゴミの減量化の一環として、地域コミュニティや学校を訪問し、ゴミの分別指導、3R等の普及活動を行っているが、十分なノウハウがなく、全体としてうまく進んでいない状況にある。この様な背景から、ゴミ問題解決への取り組み(特に市民・学生への啓発)を支援するため、JICA海外協力隊が要請された。また、巡回指導で使用している教材・資料等のアップデートも期待されている。

2）予定されている活動内容（以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます）

村役場職員、地域住民、学校関係者と協力し、以下のいずれかの業務を実施する。
1.地域コミュニティや学校において、環境教育やゴミの分別指導を行う。
2.地元ユースクラブ等と協働で、リサイクル啓発や地域美化活動を行う。
3.ゴミ分別回収、リサイクルシステムの構築を提案する。
4.職場で勉強会等を企画し、各担当者の能力開発やモチベーションの向上を支援する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

事務機器(机、いす、コピー機等)

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
村役場助役(男性、50代)
環境課 課長(女性、50代、男性、50代)
環境課職員8名(男女、30代～50代)

活動対象者: 地域住民、学校教員、学生、児童など

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・環境関連、教育、企画・運営、営業等の経験

【地域概況】

【特記事項】

・住居はホームステイになる可能性が高い。
・JICA海外協力隊の世界日記
・配属先 クンダサーレ町役場の場所