要請番号(JL10621A01)
募集終了
・2022/1 ・2022/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
社会基盤・気象サービス省
2)配属機関名(日本語)
上下水道局
3)任地( スバ市 ) JICA事務所の所在地( スバ 市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
上下水道局は、フィジー国全戸への安全な水の供給と適切な下水処理サービスの提供をめざし、持続可能な上下水道セクターを形成する上で要となる法令や規制の枠組み、ガイドラインを策定し、実施が適切に行われているか監督している機関である。その他、上下水道設備の点検や水質検査の実施、関係当局に対して保守や改善の勧告を行っている。またこれら業務に伴う膨大なデータを維持管理し、下部組織であるフィジー上下水道公社が実施する事業の監督や低コストで使いやすい新たな上下水道処理システムの研究開発にも携わっている。2020年度予算は、約4千万円。
【要請概要】
1)要請理由・背景
上下水道局では、(1)地区レベルの水資源管理データベース、(2)村落部の水事業計画管理データベース、(3)点検・保守情報をモバイルフォン経由で収集・一括管理するシステムとデータベースを運用している。さらに、現在100基を超え、今後も年間25~30基のペースで設置計画があるEPS装置(生物浄化法による給水システム)の維持管理データーベースを作成・運用することが新たな課題である。このような中、業務の効率化と蓄積データの有効活用を視野に使いやすいデータベースの整備、既存データベースの統合や各データベース横断的なインターフェース作成、蓄積データの地図上へのマッピング等に取り組みたく、必要な助言と技術支援が求められて要請に至った。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1. EPSの維持管理を持続的、効率的かつ効果的に実施できるように、位置情報、管理者、設置時期、点検時期、補修時期や内容、水質など各EPSに紐づく各種データを一元管理できるデータベース構築に対し、技術支援・協力をする。
2. 上下水道局で運用中の3つのデータベースについて維持管理、及び使い易さの向上を目的に統合化を含めた改修作業について、配属先と協議し助言と技術支援を行う。
3. ESPを含む上下水道事業の監査等に協力する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
デスクトップPC(1台・WINDOWSマシーン・Processor: Intel Core i5)、GPS機器
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先長:50代男性(大卒)
同僚:男性3名(50代2名、40代1名)と女性1名(30代)
活動対象:上下水道局のスタッフ
村落長、水利組合のメンバー
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:安全上の理由
[学歴]:(大卒) 備考:配属先からの要請のため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:配属先からの要請のため
[参考情報]:
・システムエンジニアの実務経験
・水道事業に従事した経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
※政府・配属先から提供される住居に、同性のJVと2~3人で同居となる可能性がある。
生活使用言語としてフィジー語、ヒンディー語が分かると便利である。