要請番号(JL10621A11)
募集終了
・2022/1 ・2022/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育・遺産・芸術省
2)配属機関名(日本語)
フィジー国立博物館
3)任地( スバ市 ) JICA事務所の所在地( スバ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
フィジー国立博物館は教育・遺産・芸術省の遺産部の付属施設として1955年に設立された。フィジー大統領官邸の隣の広い敷地に設立されており、歴史的、文化的に重量な陶磁器、伝統的な装飾品、工芸品、楽器、絵画、写真他、フィジーの歴史・文化に関連する収集品や資料がある。年間予算は約2千5百万円。JICA本邦研修(博物館学)に参加した3名の職員が在籍している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
フィジーの遺産・文化財保護に重要な役割を持ち、国内にある4つの博物館の中で一番規模の大きな博物館である。限られたスペースの中で展示物の整理や展示の工夫が必要とされているが、フィジーには博物館学や考古学の専門家がいない中、博物館スタッフへの学芸員としての高い知識や技術取得の機会は限られており、収蔵品を良好な状態で保存し、また魅力ある展示の工夫への支援が必要とされている。また、歴史資料や収蔵品の整理など、展示保管環境の改善等の課題を抱えており、未整理の資料、考古、木材工芸品等、総合的な収蔵計画やデジタル化への支援が求められている。より魅力的な博物館にするための企画や提案等への協力が期待され、今回の要請に至った。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先と協議し、以下の活動に取り組む
1. 収蔵品・歴史資料の収蔵と保管・管理に関する助言・指導を行う。
2. 木材工芸品や収蔵品の修理や保管を同僚スタッフと共に行う。
3. 魅力的な博物館にするための企画展示の提案や展示方法の改善について助言する
4. 博物館が所蔵する文化財や資料等のデジタル化、データベース化への助言を行う。
5. 小中学校への訪問授業を行い児童生徒の文化財保全に関する理解促進への支援を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務室、コピー、他事務機器
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:館長(男性、40代)、技官(男性、30代)、保護官(女性、30代、経歴16年)、保護官補佐(男性、30代、経歴6年)
活動対象者:博物館スタッフ、小中高等学校の児童・生徒、観光客
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:(学芸員)
[性別]:(男性) 備考:配属先の要望による
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:同僚に指導のため
[参考情報]:
・木材工芸品の保管に関する知識・経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(20~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
※政府・配属先から提供される住居に、同性のJV等と2~3人で同居になる可能性がある。
生活使用言語としてフィジー語、ヒンディー語が分かると便利である。