【配属機関概要】

3）任地（ ラウトカ市 ） JICA事務所の所在地（ スバ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 5.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

コロイピタコミュニティは1985年にサイクロンで被災し家を失った人々を受け入れる町として現地NGOにより開始された。現在では貧困家庭のために住居を提供し、コミュニティ内で所得向上プロジェクト(養蜂、手工芸、エコバック製作、花き栽培等)を実施し、青少年にはコンピューター教育などの就職活動支援を行っている。コミュニティ運営者は住民たちのメンターとしての役割も持ち、スポーツイベント等の企画や生活指導を通して青少年の非行防止に取り組んでいる。2020年にはコミュニティ内の住居数が1000棟を超えており、現在もコミュニティエリアを拡大中である。https://modeltowns.org/

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先はフィジー内ではコミュニティタウンの成功例となっており、政府等の支援を受けながら規模を拡大している。一方で、コミュニティエリア拡大に伴う人口の増加と運営側の人員不足が課題となっている。ドナーやスポンサーの新規開拓や新たな所得向上プロジェクトを創出する必要があるが、既存職員のみでは人員やアイデアに限界があるため、隊員の経験や知識を活かしたドナーの新規開拓や新たな所得向上プロジェクトの立案、生活改善を通したコミュニティの活性化が求められている。同市内の市役所に派遣されていた環境教育隊員(2015～17年)がエコバック作成プロジェクトを本コミュニティに導入し、所得向上プロジェクトの第一歩となった背景があり、高く評価されたため、コミュニティ全体への支援が期待され、今回の要請につながった。同配属先への派遣は初代となる。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先同僚と共に以下の活動を行う。
1.ドナー、スポンサーの新規開拓
2.所得向上プロジェクトの支援(ニーズ調査・プロジェクト立案・プロジェクト運営、商品改善・生産性向上・販路拡大)
3.コミュニティの住民に対する自立支援、就職、進学アドバイス
4.コミュニティ内のイベント企画運営(スポーツイベント、健康増進キャンペーン、環境啓発)
5.コミュニティの要望や地域課題等のニーズと自らの経験と知識が噛み合う活動

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

一般的なオフィススペース

4）配属先同僚及び活動対象者

<配属先同僚>
コミュニティ運営者11名(20代～50代)
カウンターパートは企画開発担当(30代、女性)
地方自治体や他NGO、ドナーとの協働も想定される。

<活動対象者>
コミュニティ住民(1000世帯以上)

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・地域社会を対象とする活動の経験

　・グループ活動や組織運営の経験

[参考情報]：

　・養蜂経験があると尚良し

【地域概況】

【特記事項】