要請番号(JL10623B09)
募集終了
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
フィジー国立大学歯学部口腔衛生学科
3)任地( スバ市 ) JICA事務所の所在地( スバ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先の前身は1885年に設立された「フィジー医学校」で、最初に歯科医が卒業したのは1945年である。2010年にフィジー国立大学と統合し、学部の一つとなった。5つの医療関連学部(医学部、保健科学部、歯学部、公衆衛生・プライマリーケア学部、看護学部)を擁する、医学系ではフィジー唯一の国立高等教育機関である。キャンパスは首都スバにある。歯学部では、口腔衛生、歯科外科の学士号、歯科技工士、歯科助手の修了証明書、口腔外科の修士号を取得することができる。歯科技工の分野では学内にラボを有し、大学病院で行われる歯科治療に即して義歯や補綴物を作成している。https://www.fnu.ac.fj/college-of-medicine/
【要請概要】
1)要請理由・背景
歯学教育は大学の施設内に必要な機材が備わっており、学生は座学と実習によって各専門の知識と技術を習得することができる。一方で、歯科技工分野においては、フィジー国内で十分な技術が確立されておらず、複雑なものはデータを他国(主に提携しているニュージーランドの大学)へ送っているのが現状である。人材不足により教授陣を補強することは難しく、ニュージーランドから集中講義として短期講師を受け入れているが、技術の向上を目指した長期的な指導が必要であるとしてJICA海外協力隊の要請に至った。フィジー医学校であった2000年代に2代の歯科技工士シニア海外協力隊員が活動した実績があるが、最新の機材等を使用した指導が求められている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
主に大学内のラボにおいて、講師や歯科技工士とともに下記の技術移転を行う。
1.歯科用セラミックス、クラウン&ブリッジ、その他の歯科補綴物設計の高度化を図る。
2.歯科補綴物、クラウン&ブリッジの技術向上にかかる指導を行い、人材育成に繋げる。
3.学生の臨床実習において助言や指導を行う。
4.CAD/CAM(計測・設計・加工装置)を使用するためのトレーニングを行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
歯科技工室、セレック、咬合器、歯科診療用ユニット、クラウン&ブリッジマシン、アクリルトリマーなど
4)配属先同僚及び活動対象者
<配属先同僚>
口腔衛生学科長(カウンターパート、男性、50代)
講師4名(女性3名、男性1名、30~50代)
歯科技工士(女性、40代)
<活動対象者>
歯学部学生
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:(歯科技工士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:講師への指導も行うため
[参考情報]:
・CAD/CAMの臨床経験
・年間症例120例以上
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(20~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
セラミストに関する卒後研修の受講経験者が望ましい。