要請番号(JL10623B15)
募集終了
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
水産省
2)配属機関名(日本語)
ナンドルロロ水産研究センター
3)任地( ナウソリ町ナンドルロロ ) JICA事務所の所在地( スバ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
水産省は水産業の持続可能な発展のために、海洋水産資源の保全や食料安全保障、農村部の所得向上に向けて養殖業を推進しており、養殖推進のための技術研究のほか、種苗(稚魚)の生産者への配布等を行っている。配属先は、淡水魚養殖の研究や普及に関してフィジーの中でも中心的な役割を担う機関であり、ティラピア、ソウギョ、オニテナガエビ類等の親魚管理を行うほか、生産者に向けた種苗の配布、養殖池の整備や研修などのサービスも提供している。配属先は1980年代にJICAの支援により、淡水魚養殖の技術支援が行われるとともに施設や機材が整備された経緯がある。年間予算は約20万フィジードル(約1,200万円)。
【要請概要】
1)要請理由・背景
フィジーでは、沿岸海洋資源保護と食料の安定供給を目標に、淡水養殖の国内産業の発展に取り組んでいる。同水産試験場が生産するティラピア、ソウギョ、オニテナガエビ類の種苗は、フィジー国内の約500の生産者に配布され、そのニーズは増加しつつある。今後も良質な種苗の配布を維持するに当たり、種苗生産や成育を管理する技術が必要とされている。同センターは専門的な技術指導を必要とする若手職員で構成されており、これら職員の能力向上や地域養殖農家への技術的助言を通して、種苗生産の拡大や効率化が求められている。配属先はJICAの支援で施設や機材が整備されており、2020年には草の根・人間の安全保障無償資金協力による機材提供が行われた。これらの支援を最大限活用するための技術支援として今回の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
フィジーにおける養殖業の拡大に向けて、養殖対象種の種苗生産にかかる技術開発や生産性の向上に関する活動を行うほか、配属先スタッフへの技術指導を通じた知見・能力の向上を目指す。
1.養殖淡水魚の種苗の安定的生産に必要な種苗飼育管理に関する試験を実施支援する。
2.上記の業務を通じて、水産試験の基礎的な指導を行う(養殖池スケジュール管理等)。
3.地域養殖組合向けのトレーニング実施に関する助言を行う。
4.南太平洋大学や、太平洋共同体とも連携しつつ、水産省への助言を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
一般的なオフィススペース、サーモスタット、ヒーター、オートクレーブ、飼育水槽、貯水タンク、養殖池、藻類培養室
4)配属先同僚及び活動対象者
<配属先同僚>
同僚研究員19名(全員男性、30~40歳代、うち1名は20年の経験有り、他は数年程度)
<活動対象者>
地域養殖組合メンバー
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:指導に必要な知識
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:同僚と同等以上の知識が必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(20~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)