【配属機関概要】

3）任地（ ナウソリ町 ） JICA事務所の所在地（ スバ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 0.8 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

農業省は国内8か所に農業試験場を有し、フィジーに適した穀物、野菜、果樹、家畜に関連した調査研究及び種子や繁殖用家畜の生産・配布を行っている。コロニビア農業試験場は首都スバの郊外に位置し、主に根菜類、牛、家畜飼料の研究を行っている。配属部門の科学研究室では、新商品開発を含む農作物の加工の研究、栄養分析や残留農薬分析、食品細菌検査を実施している。新商品開発成果は農産物の有効活用と収入や雇用の創出のために、農家や企業に無償で提供されている。科学研究室の年間予算は700万円程度。

【要請概要】

1）要請理由・背景

フィジーの村落部では農作物の保存、加工についての知識、技術、施設が十分でなく、農作物の多くは無加工で市場に流通している。旬の時期の市場は同種の農作物で溢れ、生産量の約半分が破棄されている。この問題に対応するために、配属先研究室では旬の果物や野菜を加工し、付加価値を付け、消費期限を延ばす研究を行っている。現地人職員のみでの商品開発では知識やアイデアに限界があるため、外部からの新たな知見と技術支援を求め、JICA海外協力隊の要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先職員と協働して、以下の活動を行う。
1.新規商品開発、既存商品の改良
2.梱包やブランディングについての助言
3.開発した製品の普及
4.上記の活動を通じて、配属先職員のスキル向上を図る。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

インキュベータ(VENTICELL 55)、クリーンベンチ、家庭用卓上ミキサー・ブレンダー、業務用ミキサー・ホイッパー、食品乾燥機(benchfoods 16 Tray)、蒸留装置(隊員作製)

4）配属先同僚及び活動対象者

【配属先同僚】
科学研究室5名(20代から40代)

【活動対象者】
配属先同僚、農家、コミュニティ

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】